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〈青商会、挑戦と継承の足跡〉Ep.12 グレードアップへの道筋(1)

2023年06月26日 10:30 在日同胞

地域の声に耳を傾け

159月からスタートを切った中央青商会19期では、1万人ネットワークの構築、青商会結成20周年記念事業を通じて得られた成果を土台にし、さらなる飛躍を遂げようと青商会の「グレードアップ」をスローガンに掲げた。青商会が追求したのは1万人ネットワークのスケールメリットを生かしながら、各地の青商会組織や役員のレベルを総合的に引き上げること。すなわち、「量」から「質」への転換だった。そこで力点が置かれたのが、地方・地域青商会の活性化であった。 (過去の連載記事はこちらから▶︎青商会、挑戦と継承の足跡

青商会中央幹事会第19期第1回会議(2015年11月)では、19期事業目標を「青商会をグレードアップし飛躍の新たな段階へと高める」とすることが発表された

日本地図を塗りつぶす

19期に入り中央青商会の李泰一幹事長(現在、朝大政治経済学部長)が林英鉄会長(現在、長野県体育協会会長、49)のもとを訪ねた時、真っ先に目に飛び込んできたものがある。事務所の壁に貼られた日本地図だった。

「林英鉄会長は各都道府県の青商会のもとを訪ね、任期の間に日本地図を塗りつぶすんだと言っていた。規模が小さい地方・地域青商会は、どこもしんどい中で踏ん張っている、だからこそ地域の会員たちと直接膝を交え、思いを共有しなければならないんだ、と」(李泰一幹事長)

林会長は長野県青商会で活動した自身の経験から、地方・地域青商会の重要性をひしひしと実感していた。

「ウリ民族フォーラム2014in長野」に長野県青商会幹事長として携わった中央青商会の林英鉄会長(左)は、自身の経験から地方・地域青商会を活性化させる重要性を実感していた

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