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〈青商会、挑戦と継承の足跡〉Ep.4「民族」と「経済」、二本柱の構築(3)/部会の根幹は「相互扶助」

2021年01月25日 08:00 主要ニュース

青商会活動の2本柱の一つである「民族ネット」の土台は、学校支援活動が各地に波及したことで着実に築かれていった。その一方で、経済団体としての役割を高めることを目的とした「経済ネット」の構築は、前途多難なスタートを切った。

日本の経済界で既得権益を持たない若手同胞経営者たちが生き残るためにはー。青商会はこのような問題意識から、同胞社会ならではの「相互扶助精神」と「ネットワーク」に活路を見出し、会員たちが持つノウハウや情報を共有することで相互が豊かになる仕組みを作り出そうとする。そうして取り組んだのが、業種別部会の設立であった。

1998年に行われたKYC遊技業部会設立総会には各地から21人の会員らが参加。しかし、スタートは前途多難であった。

だが、同胞社会の基幹作業である遊技業の場合、設立前から懸念材料が少なくなかった。遊技業部会の初代部会長を務めた崔英俊さん(62、当時・中央青商会副会長、兵庫青商会2代目会長)いわく、「同胞同士と言っても会員間の競争が激しく、業務上の秘密も多かった」という。

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