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〈本の紹介〉太陽の子/三浦英之

斧は忘れる。木は忘れない。 戦前の他国侵略と植民地支配、太平洋戦争での非人間的な愚行、そして現在も問われ続けている戦後責任。近現代史で日本が残した負荷は今や国際的に知れ渡っている。 しかし、戦後日本が…

〈究明と継承〉“今も変わらない状況がある”/西崎雅夫さん(63)

大学4年生の時、「関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を発掘し慰霊する会」(後に「追悼する会」に改称)の運動に出会った。生まれ育ちが足立区・西新井の自分にとって、荒川河川敷は中学時代、毎日のようにサッ…

〈究明と継承〉公的史料が記した虐殺―1923年のあの日

研究者のみならず市民運動家たちは、虐殺当時を知る目撃者や体験者などの証言とともに、膨大な史資料を掘り起こし全貌を明らかにしようとした。その一方で、当時の虐殺を、時の政府や行政はどのように扱ったのか。震…

〈究明と継承〉在日朝鮮人への差別と迫害に終止符を/金哲秀さん(57)

関東大震災時における朝鮮人虐殺を考えるうえで二つの点を押さえておきたい。 一点目は、虐殺の歴史的背景についてである。 一般書や教科書、追悼碑の碑文などをみると、朝鮮人虐殺について「震災の混乱の中でおこ…

反植民地主義への社会的合意を/関東大震災虐殺100年、学習会

「関東大震災朝鮮人虐殺100年―虐殺犠牲者の追悼と責任追及の行動」実行委員会(以下、実行委)が主催する学習会「過去を乗り越え、朝鮮半島と日本の和解へ!」が3月28日、東京・千代田区の連合会館で行われた…

〈関東大震災朝鮮人虐殺100年〉追悼事業実行委、第2回実行委員会

“追悼と責任追及”本格的に 「関東大震災朝鮮人虐殺100年―虐殺犠牲者の追悼と責任追及の行動」実行委員会の第2回実行委員会が3月24日、都内で行われた。 今年1月、朝鮮人強制連行真相調査団やフォーラム…

長野・上田で3年半ぶりの開催/金剛山歌劇団2022千秋楽

“歌劇団が上田に帰ってきた!” 金剛山歌劇団2022年度アンサンブル公演「あの空に」(主催=実行委員会、後援=日朝上小地区の会、上小地区労働組合会議、金剛保険長野支社)が3月27日、長野県上田市のサン…

〈今月の映画紹介〉RRR/S.S.ラージャマウリ監督

抑圧と抵抗、そして解放 昨年10月に封切りし、現在までも各地の劇場で上映されている話題のインド映画「RRR」。 かつてインドを植民地支配していたイギリス帝国の粗悪な蛮行と、それに命を懸けて抵抗するイン…