〈歴史の「語り部」を探して〉滋賀


かつて多くの商人が集い賑わったとされる滋賀県・近江八幡。現在はノスタルジックな西洋建築が残る観光地としても知られている。

今から416年前、外交使節団・朝鮮通信使が日本へ派遣された。一行は釜山から対馬へ渡り、この地を経由して江戸へ向かったとされる。

「旧伴家住宅」

多いときには500人を超える行列で訪れた朝鮮通信使に対し、日本の庶民たちも多大な関心を寄せていた。近江八幡では、朝鮮通信使に休憩所を提供し豪華な昼食でもてなした。

豊臣秀吉の朝鮮侵略以降、断絶していた朝・日の国交回復と友好関係構築に努めた朝鮮通信使は、1810年までに至る約200年間、計12回来日した。

朝鮮通信使の息吹が残る近江八幡を訪ねた。

(金紗栄)