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〈Around Korea 立体的情勢分析〉中国の台湾政策と有事論の虚構(下)/岡田充氏

2022年11月29日 06:11 対外・国際

 

 

 

朝鮮半島関係諸国とその相互関係をめぐる政治・経済・軍事・科学など多岐にわたる分野の今を考察することで、朝鮮半島を取り巻く国際情勢を側面から立体的に描き出す専門家インタビュー。米中ロ日とその関係国をメインターゲットに、朝鮮半島を相対化してこそ見えてくる本質に迫る。不定期連載。

日米の対中抑止、加速する戦争シナリオ

岡田充氏へのインタビュー前編では中国の台湾政策に基づいて中国が当面は統一を急がず、武力行使の可能性も低いと確認した。ではなぜ日本ではこれほどまでに台湾有事が叫ばれるのか。後編では危機を煽る米国の戦略と日米軍事協力強化について見ていく。(聞き手・金淑美)

岡田充(おかだ・たかし)1948年、北海道生まれ。慶応大学法学部卒業後、共同通信社に入社。香港、モスクワ、台北各支局長、編集委員、論説委員を経て2008年から共同通信客員論説委員、桜美林大非常勤講師。拓殖大客員教授、法政大兼任講師を歴任。著書に『中国と台湾 ―対立と共存の両岸関係』 (講談社現代新書、2003)など。

―なぜ台湾有事が極大化されるのか。
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