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〈Around Korea 立体的情勢分析〉露・ウ紛争に見る国際秩序の変動(上)/浅井基文氏

2022年06月04日 12:22 対外・国際

 

 

 

朝鮮半島関係諸国とその相互関係をめぐる政治・経済・軍事・科学など多岐にわたる分野の今を考察することで、朝鮮半島を取り巻く国際情勢を側面から立体的に描き出す専門家インタビュー。米中ロ日とその関係国をメインターゲットに、朝鮮半島を相対化してこそ見えてくる本質に迫る。不定期連載。

米の対ロ包囲戦略の本質を見極めよ

ロシア・ウクライナ紛争は勃発から100日以上が経過してなお終結の道筋が見えない。米国の覇権戦略が背後でうごめくウクライナ危機が国際社会に示したものとは。中国や豪英などで在外勤務を歴任した国際政治学者の浅井基文氏に聞いた。インタビュー前編では紛争の背景と展望について解説いただいた。(聞き手・金淑美)

浅井基文(あさい・もとふみ)1941年、愛知県生まれ。63年3月東京大学法学部を中退し、同年4月外務省入省。在オーストラリア大使館、在ソ連大使館、条約局国際協定課長、アジア局中国課長、英国国際戦略研究所(IISS)研究員などを務める。東京大学教授、日本大学法学部教授、明治学院大学国際学部教授、広島市立大学広島平和研究所所長を歴任。最新著に『日本政治の病理: 丸山眞男の「執拗低音」と「開国」に読む』(三一書房、2020)

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