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〈平昌パラリンピック〉朝鮮選手団帰国/“障害者スポーツ交流広げていこう”

2018年03月15日 14:27 スポーツ

北南選手の心温まる交流/南の大統領夫妻も応援

第12回冬季パラリンピックには、朝鮮のノルディックスキー選手、マ・ユチョル、キム・ジョンヒョン選手が出場した。力を出し切り、完走した両選手に、南の市民は熱い声援と拍手を送った。

男子1.1kmスプリント競技

マ・ユチョル、キム・ジョンヒョン選手は、11日、平昌アルペンシアバイアスロンセンターで行われたクロスカントリースキー男子15km競技に続き、14日には男子1.1kmスプリント競技に出場した。

統一旗をふり、北側選手を応援する南北合同応援団(連合ニュース)

南のメディアによると、14日、競技場には「6.15共同宣言実践南側委員会江原本部」からなる南北合同応援団100人、対北協力民間団体協議会(北民協)関係者100人、原州市の鶴城中学校生徒400人が応援に駆け付け、統一旗を振り、「我らはひとつ」「祖国統一」「頑張れ」と声援を送った。

また、文在寅大統領夫妻も北南の選手たちを応援し、故・金大中大統領の三男である金弘傑民族和解協力汎国民協議会代表常任議長も同席した。

男子1.1kmスプリント競技に出場したマ・ユチョル選手(連合ニュース)

出場選手36人中、マ選手は3分59秒48を記録し31位、キム選手は4分23秒87を記録し32位ですべての競技を完走し、終えた。

リ・ソンギョン南北合同応援団運営委員長は「北側選手を同胞愛の情で一生懸命応援した。最後の試合が終わってしまったことが惜しいが、また再会できるという希望をもっている」としながら「平昌オリンピックの目的であった『平和』の道筋が開かれたことが誇らしい。この期間、私たちは一つであるということを痛感した。オリンピックで互いに協力したその姿で、これからも(北と南の人々の)出会いが持続することを願っている」と語った。

チェ・ヘギョン北民協運営委員長は「私たちは北側と協力する団体ということもあり、平昌オリンピック以上にパラリンピックで、心を合わせられればと願い、参加した」とし、「南北の選手を同じ気持ちで応援できることが本当に嬉しい。この光景が、いつか当たり前のものとなればいいと思う」と期待を込めた。

再会を願う

競技後には、文在寅大統領と北側代表団・選手団が言葉を交わす場面もあった。

北側代表団・選手団に声をかける文在寅大統領

文大統領はマ選手、キム選手に「会えてうれしい。

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