永井荷風(1879~1959)は小説家にして随筆家である。東京・小石川で父久一郎、母恆の長男として生まれた。荷風は「あめりか物語」「ふらんす物語」などで名を挙げ、「深川の唄」「すみだ川」などを次々に発表し、明治末期にはすでに文壇に確固たる地歩を築いた。大正に入ってからは、「腕くらべ」や「おかめ笹」などの代表作を発表し、大いに文名を高めることになる。その荷風の朝鮮認識をみようとするのだが、荷風は小説ではほとんど朝鮮に触れていない。だが随筆、または日記などでは触れているので、これにより荷風の朝鮮観をみることにしたい。
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