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〈本の紹介〉在日朝鮮人美術史1945-1962/白凛著

美術家たちの表現活動の記録 著者の白凛さんは、朝鮮大学校教育学部美術科、東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業後、東京大学大学院で研究を深め昨年3月に博士号を取得。本書はその博士論文をもとに執筆されたもの…

チャンセナプ独奏曲集を発売/金剛山歌劇団・李文基さん

金剛山歌劇団のチャンセナプ奏者であり第20回「2.16芸術賞」コンクール2位受賞者の李文基さんが、入団20周年を迎えて独奏曲集「그네뛰는 처녀-My Favorite Songs-」(CD)を発売した…

短編小説「幸福」24/石潤基

われわれは、先輩たちから受け継いだ革命のバトンを、幸福に対する革命的な見解とともに、責任をもって後の世代に伝えるべきだ。ここにわれわれの時代の責任があり、幸福があるのだ。 僕は勝載くんと玉珠さんの幸福…

〈時事エッセー・沈黙の声 15〉群馬追悼碑判決は歴史改竄への屈服/浅野健一

菅・安倍政権に忖度する司法の退廃 群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」にある朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑について、県が設置期間の更新を不許可処分としたのは違法だとして、追悼碑を管理する「記憶・反省そして友…

短編小説「幸福」23/石潤基

きみにもう一度訊くが、はたして幸福って何だろう? 僕はそのとき初めて、幸福というものは、ある凡俗な目先の欲望の充足からくる快感ではないということを理解した。僕は今でも確信しているが、真の幸福というのは…

短編小説「幸福」22/石潤基

風さわやかに 星のきらめく 楽しき今宵 なつかしの わが友よ 集まって歌おう ともに踊ろう   その歌が、公園かクラブの窓から聞こえたのなら、別に驚くことはなかったろう。ところが、彼らはクラ…

〈インタビュー〉アートは語らい、関わりの器/アーティスト・飯山由貴さん

硬直した価値観と向き合う アーティストの飯山由貴さん(33)は、精神病患者や在日朝鮮人をテーマにした映像やインスタレーションの制作を続けてきた。入念な取材と考察をもとに作られた数多くの作品はどれも、あ…

国際交流基金が中止判断/在日精神病患者に関する映像作品

「表現の不自由展」に代表されるように、昨今、日本国憲法21条が保障する「表現の自由」の侵害問題が深刻だ。とりわけ日本の加害の歴史や、差別と偏見のスティグマに関する内容を含んだ多くの作品が発表の機会を奪…