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〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 42〉南から来た官吏で南氏?/種類と由来(29)

南怡(ナム・イ)将軍といえば、歴史の教科書で学んだ人が多いであろう。 世宗時代(1418~50)、弱冠17歳で武科に首席合格。李施愛の反乱鎮圧と女真族の侵犯撃退で勇名をはせ、26歳の若さで兵曹判書(大…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 39〉祖国防衛の闘将多い清州韓氏/種類と由来(26)

韓氏は著姓の上位に位置し、131の本貫を持つ氏族だが、その由来記は古朝鮮末期にさかのぼる。 わが国の族譜に関する「氏族源流」によると、紀元前194年頃、古朝鮮の将帥であった満は準王に背き、その王権を奪…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 38〉仁同張氏の始祖は高麗功臣/種類と由来(25)

張氏は著姓の上位にあって、246の本貫を数える。李朝期には「20大姓」の後半に位置。最近の南の調査では「10大姓」の9位にランクされた。 ところで一部の古文献や族譜は、張氏の祖先を古代中国・黄帝の9男…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 37〉明太は明川太氏が捕った魚/種類と由来(24)

わが国の歴史をたどると、大(デ)氏は三国時代に登場し、高麗時代には、その氏族の中から太(テ)氏が生まれたことがわかる。 大氏といえば、まず渤海(パルヘ)国の創建者・大祚栄(テ・ジョヨン)が思い浮かぶだ…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 36〉成氏の歴史は古朝鮮から/種類と由来(23)

成氏の本貫は54。著姓の中程に位置するが、その歴史は古く、古朝鮮の大臣・成己(ソン・ギ)は、中国の「史記」「前漢書」朝鮮伝などに登場する。 紀元前109年、漢の武帝は古朝鮮を征服すべく、5万の軍勢で遼…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 35〉高麗時代、著名な将軍輩出の裵氏/種類と由来(22)

裵氏については、まず「裵」という漢字のほかに「裴」とも表記されたので、それにとまどう人がいるかも知れない。 これは「裵」の方が本字で、「裴」は略字、俗字ということだが、古い時代には画数の少ない「裴」を…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 34〉檀君の賜姓伝承持つ扶餘徐氏/種類と由来(21)

徐氏の本貫数は150前後と見られるが、その中で最も古い歴史を持つのは、檀君の賜姓伝承を持つ扶餘(プヨ)徐氏といわれる。始祖は徐秀孫だ。 その昔、★(さんずい偏に歳)(イェグク)に余守己(ヨ・スギ)とい…

〈ウリ民族の姓氏-その由来と現在 33〉李成桂に王位をさん奪された王氏/種類と由来(20)

わが国の姓氏を振り返っていると、いくつかの不思議な事例に気がつく。その1つが王氏だが、どうしたわけか、王姓の同胞にはなかなか出会わない。 いまの本貫数は15。確かに少ない方だが、かつては稀姓の中程に位…