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「ウリチュックTV」/金顕秀

2020年から始まったコロナ禍で、各地同胞や学生たちのサッカーの試合は無観客となった。選手たちのモチベーション維持はなかなか難しい。保護者や同胞ファンたちももどかしい日々が続いた。 息子2人のサッカー…

居心地のいい場所/李るい

「あ、ごめんなさい。うちのサークル、日本の方は入るの難しいんです」―約10年前の春、大学の在日朝鮮人学生サークルを訪ねた私に対して掛けられた言葉だ。人生はじめての父以外の在日同胞との出会いであった。こ…

歴史と交流を継ぐために/徐麻弥

私は筑豊で生まれ育った。幼い頃、学校行事で石炭資料館などを訪れたが、あまり関心を持たずにいた。それから大学生活を通じて在日同胞社会を知り、筑豊に戻ってからその歴史や同胞と日本の方々との交流に触れ、活動…

1年をどう計る?/李佳也

「Seasons of Love」という曲がある。日々葛藤する若者を描いたミュージカル「RENT」の主題歌は、「かけがえのない一年の52万5千600分をどう計る? 夜明けの数? 友との笑顔? 愛はどう…

女性同盟分会/司空晨

分会長を任され5年目となる。 前回かけがえのない3つの要素(先輩たちが築いた礎と支持、応援、呼応してくれる同胞、分会委員)について書いたが、微力ながらも分会長として活動できるのにはこの3つの要素をすべ…

ちっぽけだけど確かな「点」/車琴伶

ウリハッキョで習うウリノレが好きだった。声楽部に入り、本格的に朝鮮や在日同胞の歌を習うたび、歌詞やメロディーに込められた想いに感動し、心が震えた。異国で民族の魂を継承する私たち在日同胞の姿、祖国分断の…

「バックステージ」の重要性/康瑛蘭

幼い頃、ステージの上で踊りや歌を披露する機会が多くあった。さまざまなイベントに参加して、楽しい思いをしたこともある。 民族教育を受けながら育つ過程でこのような経験をできたのは「裏」で汗を流す人たちがい…

ウリハッキョ チェゴ!/康瑛蘭

先月末、初・中級部の9年間通った母校を訪れた。晴天の下、3年ぶりのフェスタが行われたのだ。 筆者はこの日、運営スタッフを担当。朝早くに到着したが、懐かしいレンガ造りの校舎前では既に素晴らしい光景が広が…

かけがえのない3要素/司空晨

分会長を任されて4年が過ぎるのだが、この4年間で私は本当に恵まれていると実感している。 今、微力ながらも分会長をしていられるのは先代、先輩たちが築いた礎があるからに他ならない。 無から有を創造した愛国…

自転車おじさん/車琴伶

数年前、近所の広場で娘と自転車の練習をしていると、見かねた初老のおじさんが教えてくれることに。娘に激励の言葉をかけながら真剣に向き合ってくれるおじさんに感謝していると、ふと娘の学校を聞かれた。「あそこ…