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「原点」/李慧娘

先日、北海道初中高で「第26回日朝友好促進交換授業会」が行われた。「北海道朝鮮学校を支える会」が主催するこの行事、例年なら大勢の日本の先生が学校を訪れ、子どもたちに授業をして頂いている。今回はコロナ禍…

書きたくなるような/姜詩那

「秋」という秋の季節は来なかったけれど、秋の「香り」はちゃんとやってきたなと思った、ある日の朝。 今この瞬間を日記に残しておきたいなんて、感性溢れる思いがぽんっと現れた。「あの頃」は毎日書いていたのに…

あと半年/沈永俊

2018年6月24日、朝青埼玉東部支部・草加三郷班が栄光の「最優秀班」を獲得した朝青第24回大会から、3年半の月日が経った。同支部越谷班班長として、誇らしさとともに悔しさが残ったあの日を、決して忘れは…

半年間をふり返って/張守基

娘が生まれてから、ほぼ毎晩、寝かしつけの前に続けていることがある。携帯電話のライトで天井に影絵の(手遊びの)キツネを映し、「今日は何が楽しかった?」と1日をふり返ること。赤ん坊のときは、親の声を聞いて…

祖国の姿/姜詩那

これは私が見た祖国の風景の話。 祖国の道には、花が咲いている。賑わう道にも、人気がない道にも、一直線の道にも、曲がりくねった道にも。 開城に向かうバスの中。眠りに落ちそうになっていたとき、パッと目が覚…

地上の音楽、天上の音楽/張守基

秋の虫が庭で鳴き始めた。5歳の娘が、虫の名前を知りたがったので、昆虫図鑑を2冊並べて、索引を開き、引き方を教えた。種類の多いことに2人で驚く。それから、寝る前の絵本を数冊読み、すやすや眠りについた娘の…

敬老の日に/李慧娘

札幌には 6 つの分会があり、そのうち私が住んでいる平岡分会には北海道で唯一のウリハッキョがある。同胞たちも自然とここに集まり、今も学校を中心としたにぎやかな同胞コミュニティーがある。そんな平岡分会の…

本の虫になりたくて/姜詩那

親が絵本をたくさん与えてくれたおかげか、幼い頃から好んで本を読んできた。本に魅了されたきっかけは、初級部3年の時にクリスマスプレゼントでもらった「ナイチンゲール」。その後、少年探偵物語である「パスワー…