参議院厚労委で長生炭鉱に関する質疑
2024年03月30日 08:00 文化・歴史人道、未来志向の観点から遺骨発掘を
1942年に山口県宇部市の長生炭鉱で起きた水没事故の朝鮮人犠牲者の遺骨発掘を巡り、3月22日に行われた参議院厚生労働委員会で社民党の大椿ゆうこ議員が質問した。
昨年12月、同問題に取り組む市民団体・長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会、長生炭鉱犠牲者遺族会と関係省庁の厚生労働省、外務省の担当者らとの間で遺骨発掘を巡る意見交換会が行われた。日本政府との交渉に遺族会が参加するのは初めてだった。

市民団体、遺族会と関係省庁の担当者らとの間で行われた意見交換会(昨年12月)
大椿議員ははじめに、昨年の意見交換会では地元で活動している市民から追悼集会に厚労省の役人も参加してほしいという要望があったにも関わらず、2月3日に行われた長生炭鉱水没事故82周年犠牲者追悼集会には、厚労省の担当者は誰一人参加していなかったと言及。そのうえで遺骨発掘問題を担当する厚労省の人道調査室は、
〈春・夏・秋・冬〉長生炭鉱水没事故
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