
在日朝鮮人にとって名前とは/韓翔昊
2023年12月25日 10:00
関東大震災・朝鮮人虐殺から100年、朝鮮戦争停戦から70年、4・24教育闘争から75年の今年、私たちが問うべきは何なのか? 36年もの間、日本帝国は朝鮮半島を植民地とし支配することによって、朝鮮の民衆…

権力への抵抗としての運動を/韓翔昊
2023年11月27日 08:30
波風を立てるくらいなら、権力にも逆らわず「平和」に生きるほうが良い。このような風潮が日本社会に浸透しているように感じてならない。常に荒波に飲まれそうになっている/飲まれているマイノリティの立場を無視し…

境界線をまたぎながら/金潤実
2023年11月13日 08:30
できるだけ「個」でありたい。人と一緒に働かないとか、どこにも属さないとかいった「形」のことではなく、気持ちやスタンスの部分で。「私」は「私」として属するコミュニティから自由であれることを、できるだけ自…

ミステリーは続く/鄭明洙
2023年11月05日 11:00
秋風が吹き抜ける非常階段に身を潜め、息を必死に整える…。疲労と安堵を含んだ大きなため息をつき、ゆっくりと非常階段を下りる。逃げてきた道を戻って 玄関の前に着いたとき私は大げさに疲れたふりをして児童たち…

日本の教育の商業化/韓翔昊
2023年10月30日 09:00
留学同同盟員たちは現在、毎年11月末に朝鮮大学校と合同で行われる在日朝鮮学生学術研究討論会に向けて論文を執筆中だ。論文執筆にあたっては「この研究を今進めていく意義は何なのか?」が強く問われる。要するに…

もしもの話/金潤実
2023年10月11日 10:00
ある日、同年代の友人と喫茶店でお茶をしていた時、ふとした話題から「金銭面もタイミングも何も気にせず、もしも今から大学に行けるなら(学び直せるなら)どの分野に行きたいか?」という話になり、その場で各々3…

思惑通りにほくそ笑む教員/鄭明洙
2023年10月02日 10:00
2学期が始まり息つく間もなく3年生たちの前に大きな壁が立ちふさがった。今年は全員がコッソンイの作文を書くことになったのだ。大きな壁というのも、児童たちはこれまで原稿用紙3~4枚ほどの作文を書いた経験が…

自己矛盾に向き合う/韓翔昊
2023年09月25日 10:00
留学同の活動を通して社会観や活動観を深めていく過程で、自分自身の立場性(主に加害者性)について深く内省させられた。 私は、植民地支配宗主国である日本において、在日朝鮮人という側面を見ればマイノリティで…