
当事者への想像力/徐麻弥
2023年03月10日 08:00
先日、国会でなされた、育休・産休中の学び直し支援がキャリアアップにつながるという「育休中にリスキニング」発言が問題になった。 私は第一子を妊娠した時、資格取得のために通信制の大学に在学中だった。当時は…

歴史と交流を継ぐために/徐麻弥
2023年02月09日 08:00
私は筑豊で生まれ育った。幼い頃、学校行事で石炭資料館などを訪れたが、あまり関心を持たずにいた。それから大学生活を通じて在日同胞社会を知り、筑豊に戻ってからその歴史や同胞と日本の方々との交流に触れ、活動…

1年をどう計る?/李佳也
2023年02月03日 21:34
「Seasons of Love」という曲がある。日々葛藤する若者を描いたミュージカル「RENT」の主題歌は、「かけがえのない一年の52万5千600分をどう計る? 夜明けの数? 友との笑顔? 愛はどう…

ちっぽけだけど確かな「点」/車琴伶
2022年12月26日 15:53
ウリハッキョで習うウリノレが好きだった。声楽部に入り、本格的に朝鮮や在日同胞の歌を習うたび、歌詞やメロディーに込められた想いに感動し、心が震えた。異国で民族の魂を継承する私たち在日同胞の姿、祖国分断の…

「バックステージ」の重要性/康瑛蘭
2022年12月19日 12:13
幼い頃、ステージの上で踊りや歌を披露する機会が多くあった。さまざまなイベントに参加して、楽しい思いをしたこともある。 民族教育を受けながら育つ過程でこのような経験をできたのは「裏」で汗を流す人たちがい…

ウリハッキョ チェゴ!/康瑛蘭
2022年12月09日 10:23
先月末、初・中級部の9年間通った母校を訪れた。晴天の下、3年ぶりのフェスタが行われたのだ。 筆者はこの日、運営スタッフを担当。朝早くに到着したが、懐かしいレンガ造りの校舎前では既に素晴らしい光景が広が…

トリックオアトリート!/康瑛蘭
2022年10月27日 14:15
恥ずかしがりながら話すオリニたちの姿が、可愛くてたまらない。 朝青八王子支部では、このシーズンになると、地域のオリニたちへお菓子をプレゼントしに行く。 みんなが喜ぶものはどれかと悩みながらの買い出し、…

心にチョゴリを/車琴伶
2022年10月21日 08:00
ウリハッキョに通う女子生徒にとってチマ・チョゴリ制服は、朝鮮人(チョソンサラム)としての誇りと決意をまとう通過儀礼のようなものだった。初級部の頃、毎晩姉がチマのプリーツを一本一本伸ばし、そっと上から布…