
〈学美の世界47〉「はくぶつかん 博物館」/崔栄梨
2022年12月07日 09:00
紹介する2つの作品は、全く違いながらも、相似形に思える。博物館というモチーフ、洞窟のようなフォルム。まるで、入り口と出口のようだ。 ◇◇ とてもミニマルな造形で、一目で何を描いているのかを特定できない…

〈学美の世界44〉平然と同居する描画表現/姜泰成
2022年09月12日 10:03
学美の現場で何が起きているのか? 筆者は朝鮮学校の美術教育の場で何が起こっているのかを独自の視点で分析することを課題にしている。多種多様なアプローチをしている中で一つの視点から紹介できればと考え記述す…

〈学美の世界43〉中級部作品の表層について/金明和
2022年07月24日 09:00
学美会場で受付をしていると来場者に質問や感想を受ける事が度々ある。 気になるのは「中級部の作品がとても暗いし怖い。心配になる」という保護者の感想だ。 しかし思い返してみて欲しいが、中級部といえば思春期…

〈学美の世界42〉民族教育とアイデンティティ、そして表現の通過点/玄明淑
2022年06月27日 16:34
学美審査の場では、その造形性と発信力に共感する「もの言う作品」と出会うことがある。異国の地にはびこる差別に抗い、脈々と民族教育を引き継いできたウリハッキョに通う生徒たちは、その成長過程に培った思考や葛…

〈学美の世界41〉個性あふれる作品たち/金洸秀
2022年05月23日 10:43
私自身絵を描き、粘土をこね、作品制作を行いながら、美術教員を勤めている。それは図工、美術のメインはやはり実技が主な授業であり、作品制作を通して学ぶ事がたくさんあるからだ。実技的な事はもちろん、テーマを…

〈学美の世界 40〉目のある風景/金誠民
2022年04月25日 16:25
思春期の頃、造形表現の世界に身をおく者は、他では味わえない特別な経験ができる。 それは真っすぐに何かを「見る」経験である。 ある造形が始まった。表現者は、自らが求めるままに「イメージのまな板」の上に素…

〈学美の世界 39〉作品表現に至るまで―東京中高・高2鄭大悟の場合/崔誠圭
2022年03月14日 09:17
今回の「学美の世界」では生徒の作家世界がどの様な経緯でそこまでに至ったかを近くで観察できている特権で書いてみようと思う。一昨年からの全国審査や全国合同合宿の中止を余儀なくされている。各地方ごとに美術部…

〈学美の世界 39〉作品表現に至るまで―東京中高・高2鄭大悟の場合/崔誠圭
2022年03月14日 09:17
今回の「学美の世界」では生徒の作家世界がどの様な経緯でそこまでに至ったかを近くで観察できている特権で書いてみようと思う。一昨年からの全国審査や全国合同合宿の中止を余儀なくされている。各地方ごとに美術部…