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〈朝鮮服飾ものがたり 23〉トスとポソン

吐首と足袋は身分にかかわらず老若男女が使った。 吐首は手首を現わさないためにはめる物で、季節によって春秋には「キョプトス(重吐首)」「ヌビトス」をはめ、冬には「ソム(綿)トス」「トル(毛)トス」をはめ…

〈朝鮮と日本の詩人 23〉小野十三郎

日本現代詩において短歌的叙情を否定し、批評としてのリズムの可能性を主張した詩人として知られる小野十三郎は、大阪に定住して詩集「大阪」(39年)と「風景詩抄」(43年)をもって硬質な独自の詩風を開拓した…

〈みんなの健康Q&A〉アルコール依存症(上):中毒と依存の違い

Q:忘年会や新年会と年末年始にかけてお酒を飲む機会が多かったのですが、アルコール依存症について教えてください。 A:毎日、クリニックの外来診療をしていると、いくつか気がつくことがあります。そのうちの一…

〈朝鮮服飾ものがたり 22〉モリスゴン

田舎の女性たちは頭に手拭いをかぶった。 絵は、平安道、黄海道、咸鏡道地方の女性のモリスゴンである。 (出展「李朝服飾図鑑」=朝鮮文学芸術総同盟出版社、1962年版より) 【「朝鮮服飾ものがたり」記事一…

〈人物で見る朝鮮科学史 23〉新羅の科学文化(5)

古代オリエントとの交渉か 高句麗、百済との三国中でもっとも最後に興った新羅が、唐の援助を受けたとはいえ、その二国を滅ぼすことができたのは、それだけ国力をつけたということである。その契機となったのは洛東…

〈朝鮮名峰への旅 23〉荘厳な朱色の太陽 体の底から湧き上がる感動

冬の白頭山に入るのは、大変なことである。無頭峰までは生活する人々がおり、ここまでは、道路も除雪されている。オンドルで暖められた快適な枕峰ホテルを出て、除雪路を車で三池淵へと向かう。池にはすでに氷が張り…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 16〉独立運動家の妻・李愛羅

李愛羅は、独立運動家の妻として波瀾多き道を歩み、ついには日警の悪辣な拷問により息絶えた女性である。 夫婦で教師 彼女は、ソウルで李チュンシクの3女として生まれた。別名、李愛日羅、李心淑ともいう。 梨花…

〈人物で見る朝鮮科学史 22〉新羅の科学文化(4)

エミレ鐘=世界で最も美しい音色 新羅の文化遺産のなかで、悲しい伝説とともに広く知られているのが「聖徳大王神鐘」、通称「エミレ鐘」である。 エミレ鐘は、その鐘の音が「オンマー、オンマー」という子どもの泣…