
〈人物で見る朝鮮科学史 19〉新羅の科学文化(1)
2006年11月18日 00:00
現在、朝鮮半島には2004年に登録された高句麗壁画古墳群を含めて8つの世界文化遺産がある。そのなかでもっとも多くの遺跡、遺物があるのは新羅の古都・慶州である。新羅には、紀元前57年の朴赫居世の時代から…

〈若きアーティストたち 43〉絵本作家・崔玉貴さん
2006年11月14日 16:15
緑のきれいな山で暮らす、うさぎちゃん、ねこちゃん、いぬくん、ひよこちゃん。山にたった一つしかない「虹の花」をみんなで大切に育てようと順番に花に水をあげることにする。しかし、「みんながあげているから大丈…

〈開城・世界遺産登録へ-その歴史遺跡を訪ねて 9〉観音寺と開城市の仏蹟
2006年11月07日 15:38
開城市の山城里に位置する「開城金剛」と呼ばれる名勝・大興山城に登れば、山城内の観音寺に参詣することになるだろう。その時は、あの有名な朴淵瀑布と名付けられた滝を観賞してから、その横側の道を登りきると壮麗…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 15〉女学校運営者・金貞蕙
2006年11月04日 00:00
金貞蕙は、早くにして寡婦となり、人生の半ばを過ぎた頃、生きるすべを知り貞和女学校を設立、女性教育と開化のために全財産を投じた女性である。 14歳の寡婦 朝鮮でも封建思想が根強い開城の生まれで、11歳の…

〈朝鮮と日本の詩人 20〉壷井繁治
2006年10月26日 00:00
プロレタリア詩人・壷井繁治の作品に、「十五円五十銭」(全14連200行)と題する詩がある。 関東大震災のパニック時に、日本兵が道行く人たち誰彼なしに「ジュウゴエンゴジッセン」といわせ、濁音のできない朝…

〈朝鮮名峰への旅 22〉豊穣な秋の味覚生む白頭山 トゥルチュク酒やコケモモ、ジゴボウ
2006年10月26日 00:00
10月にはいると白頭山では、早くも雪が降りはじめる。紅葉は山頂から山麗へと駆け足で下りはじめる。 この季節、山ではキノコ類を最も楽しめるときである。アカマツは生えていないので、マツタケにはお目にかかれ…

〈徐千夏先生の保健だより 10月〉過換気症候群をご存知ですか
2006年10月19日 00:00
過換気(過呼吸)症候群とは? 一時的な心身反応ですから、脳や身体への影響はありません。 若い女性に多い病気で、息があらくなり(息の荒さに自分で気づかない場合もある)、両手の指先や口の周りのしびれ、呼吸…

〈朝鮮服飾ものがたり 18〉喪服
2006年10月19日 00:00
喪中の葬祭が着る服。 一般的には、太い麻布で作り、縫製をきれいにしない。 腰にはチマを巻き、祭服を着たうえに麻の縄を結んだ。 頭には頭巾と屈巾をかぶり、麻で結った輪を乗せた。 手に持った杖は、葬祭が葬…