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〈人物で見る朝鮮科学史 27〉道詵と風水地理

民族性と迷信的なものが混在 物質を、それ以上分割できない粒子から構成されていると考え、それをアトム(原子)と呼んだのは古代ギリシャの哲学者デモクリトスである。その約2000年後、イギリスの化学者ドルト…

〈人物で見る朝鮮科学史 26〉海東盛国・渤海(下)

朝鮮史の正統な位置付け 渤海の科学技術に関しては不明な点が多いが、日本の記録に貴重な事例がある。それは、859年に来日した烏孝慎という人物が日本に天文暦書「宣明暦」を伝えたというものである。それより約…

〈朝鮮服飾ものがたり 25〉児童服

幼い子どもたちはトルティチョゴリを着た。 トルティとは、子どものチョゴリやトゥルマギの帯を背中から胸の前にまわして縛るものをいう。 髪の毛が編めるほど長くない場合は、トトラクテンギを飾った。 (出展「…

〈徐千夏先生の保健だより 3月〉食育ってなんだろう?

現在、日本は世界中の食品が簡単に手に入る豊かな時代に入っています。 その反面、食生活が乱れ、健康に不安を抱える人が増えています。 生まれながらにアレルギー症状を持った乳幼児や、以前は成人病と言われた糖…

〈若きアーティストたち 44〉新人陶芸家・許允美さん

朝鮮大学校(東京都小平市)の中庭の裏手にひっそりとたたずむ陶芸室には、目下制作中の許允美さん(26)の作品が所狭しとおかれている。 「散らかってますけど、気になさらないで。ここの方がモチベーションが上…

〈続・朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち 18〉舞踊家 崔承喜(下)

絶賛を浴びて 1934年5月22日、崔承喜の第1回新作舞踊発表会の当日、東京は数十年ぶりの台風で暴風雨に見舞われた。それでも会場となった日本青年会館は観客で満ちあふれた。そして魅力あふれる彼女の踊りに…

〈人物で見る朝鮮科学史 25〉海東盛国・渤海(上)

牙をむきだした力強い石獅子 高句麗は長い間の外来侵略者との戦いで疲弊し、ついには唐と新羅の連合軍によって滅びたが、その領土を回復すべく698年大祚栄によって建国されたのが渤海である。しばしば、新羅が高…

〈朝鮮名峰への旅 24〉ブリザードが吹きすさぶ中、静かに太陽が昇ってきた

待つこと1週間、ようやく風雪がやんだ。枕峰ホテルから、三池淵の飛行場へと向かう。今日こそ念願の空撮ができそうだ。 これまで白頭山をめぐって、あらゆる角度からカメラを覗いてみたが、いまひとつ物足りなかっ…