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短編小説「百日紅」 22/クォン・ジョンウン

「留守のことはたのんだよ。そうだ、百日紅を線路わきに植えたらどうだろう」 「心配ありませんわ」 「それから、宿題を出しておこう。できるだけ時間をつくって、くり返し読むんだ、わかったね」

〈記憶を歩く〉京都・在日朝鮮人1世/鄭桂仙さん(89)

“チョソンサラムとして生きる” 祖国解放から今年で78年、在日同胞コミュニティーの形成初期を知る多くの同胞たちがこの世を去った。それは同時に、祖国の分断に苦しみ、植民地宗主国・日本に暮らすという構造的…

五輪勲章を授与/朝鮮の張雄IOC名誉委員に

五輪勲章を授与/朝鮮の張雄IOC名誉委員に 10月18日に行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会で朝鮮の張雄IOC名誉委員(85)に、五輪運動の発展に特出した貢献をした人々に授与されるIOCの最…

短編小説「百日紅」 20/クォン・ジョンウン

ヒョン・ウヒョクは午前中、トンネルに石灰を塗り、午後は講習会に行く準備でいそがしく働いた。講習会の期間に事故が起きないようにするためには、多くのことをやっておかなければならない。落石の危険のある石は事…

被差別部落記事の投稿削除、男性が仮処分申請

日本社会や在日同胞を取り巻くニューストピックを週に一度、紹介する。 被差別部落記事の投稿削除、男性が仮処分申請 日本各地の被差別部落の地名などがまとめられたウェブサイト上に、自宅の写真などを掲載された…

短編小説「百日紅」 19/クォン・ジョンウン

「石灰が目に入ったようだ、涙がでて…」 顔をあげたヨンホは、涙を流しているヒョン・ウヒョクを見て、「お父さん!」と叫んでかれの胸に飛び込んだ。胸に顔を押しつけて両手を首にまわした。細い足が小刻みにふる…

短編小説「百日紅」 18/クォン・ジョンウン

敵機もこの地点をねらっていたにちがいなかった。 ヒョン・ウヒョクは機関士にむかって、10分以内に後退し貨車を二つに分けていんぺいさせろと指示した。 どれくらいたったのだろう。

花園出場に王手/大阪朝高

サッカー Jリーグ J2・第40節が10月28~29日に、第41節が11月3~5日に行われた。 梁勇基選手(MF)が所属するベガルタ仙台は第40節でレノファ山口FCと、第41節でV・ファーレン長崎と対…