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被差別部落記事の投稿削除、男性が仮処分申請

2023年11月10日 12:15 社会を知る~今週のnewsトピック~

日本社会や在日同胞を取り巻くニューストピックを週に一度、紹介する。

被差別部落記事の投稿削除、男性が仮処分申請

日本各地の被差別部落の地名などがまとめられたウェブサイト上に、自宅の写真などを掲載された大阪府に住む70代男性が6日、投稿の削除を求める仮処分を大阪地裁に申し立てた。

同サイト上には、300地区以上の被差別部落の住宅や施設を無断で撮影したものが掲載されている。

男性は同日に開かれた記者会見で、「暮らす地域が部落だと世界中に晒される。不当な取り扱いや、社会的排除といった差別を受けるかもしれない恐怖の中に置かれている」とし、「社会に根深く残る部落差別を助長・固定化させる」と投稿の問題性を非難した。

部落解放同盟大阪府連によると、大阪府以外でも同様の仮処分申し立てが検討されている。

市民が力合わせ、東学農民虐殺「謝罪碑」建立

1894~95年にかけて、抗日闘争に立ち上がった朝鮮の人々を日本軍が虐殺する東学農民虐殺が起こった。

それから今年で129年。南朝鮮と日本の市民らは、東学農民軍虐殺犠牲者を追悼する謝罪碑を建立した。「東学農民軍犠牲者を追悼する謝罪の碑」と呼ばれる碑は、全羅南道羅州市の羅州歴史公園に建てられた。

10月30日には、羅州市と謝罪碑建立推進委員会の共同主催で、除幕式が行われた。

南メディアの報道によると、除幕式に参加した全国東学農民革命遺族会のチュ・ヨンチェ会長は、建立された碑は「韓国と日本の『東学』市民の苦労と願いの結晶」だとし、今後この地が「北東アジアと世界平和の聖地として位置づけられるだろう」と述べた。

「ミサイル飛来」想定、都と練馬区が合同訓練

6日、東京都の練馬区内で「海外からのミサイル飛来」を仮想した避難訓練が行われた。訓練は国、消防庁、都、区の合同によるもので、都内では5年ぶりに実施された。地元の町会関係者ら約60人が参加した。

訓練は、都が指定する「緊急一時避難施設」である都営地下鉄練馬駅などで行われ、参加者らはJアラート(全国瞬時警報システム)の発令に合わせ、「万が一の事態」への対応の仕方を確認した。

この訓練に対し、朝鮮中央通信は8日発の記事で、軍事大国化を進める日本が、まるで「他国の軍事的脅威」に悩まされているかのように装い、マスコミを通じ世論を錯覚させようとしていると批判。訓練が太平洋地域をはじめ、世界の平和を脅かす日本の軍事大国化策動への名分にはなり得ないと糾弾した。

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