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〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 39〉見返され、はね返される植民者の欲望/梶山季之②

「族譜」(1961)で、「創氏改名」を題材に植民地官僚機構の末端で働く日本人役人の良心と苦悩を描いた梶山季之は、自身の植民地朝鮮への愛着と良心と正義感が、結局無力に終わる虚しさと悲しみをかみしめる作品…

冬至小豆粥

今日は暦の上での冬至である。二十四節気の一つで、1年で最も太陽が出ている時間が短く、夜が長い一日のことだ。この日を境に寒さが厳しさを増すとされ、日本ではカボチャを食べたり柚子湯に入ったりして無病息災を…

やるか、やらないか

3~5日にかけて「ミレロフェスティバル」が行われた。発起人はJリーグ・横浜FCに所属する韓浩康選手だ。北海道から九州まで各地の朝高サッカー部から選抜された選手らが集結し、朝高選抜チームを結成。朝鮮大学…

安田菜津紀さんの訴え

フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが自身が受けたネット上の誹謗中傷投稿により人格権を侵害されたなどとして投稿者2人に損害賠償を求める民事訴訟を起こしたことが、少なくない注目を集めている。

〈春・夏・秋・冬〉/金正日総書記の血涙

普通の人は何の機械だか分からない機械の前で足を止めた。95年4月、さまざまな製品が展示されたホールで、金正日総書記はひと目でそれがCNC工作機械であることを見分けた ▼蓮河機械開発集団が作りあげた機械…

〈ゆんすんの散歩道9〉障害を学ぶ

縁あって、障害児施設や保育機関、教育委員会などで長年勤めてきた橋場隆さん(臨床発達心理士スーパーバイザー)の講義を聞いた。4日間、約16時間におよぶ講義では、重度心身障害や知的障害、情緒障害のある子ど…

師走の覇者

師走も半ばだ。 一説によると、12月は誰もが年の瀬を控えて気忙しく慌ただしくなる時期で、どっしり構えて読経をする師僧までも走り回らなければと思わせる程の多忙な月であるから「師走」なのだとか。なるほどよ…

最後の抗日闘士

11月16日発朝鮮中央通信が伝えた訃報は、一つの時代の終焉を感じさせるものだった。李英淑さん、享年105。金日成主席とともに抗日闘争を戦った、生存する最後の抗日革命闘士だった