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〈ウリハッキョサポーターの課外授業・朝鮮近現代史編 8〉日本の朝鮮植民地化策動に抗するたたかい(4)

愛国啓蒙運動 愛国啓蒙団体の創立 反日義兵運動と同時期に、漢城を中心とする都市部において愛国啓蒙運動が展開しました。これは、独立協会運動を継承し、言論・出版・教育・殖産興業などの啓蒙活動を通じて自強と…

〈民族教育と朝鮮舞踊 9〉民族の誇り―国宝級の「朝鮮民族舞踊基本」

朝鮮舞踊の特性と技法を体系的に集大成 朝鮮民主主義人民共和国民族遺産保護指導課は2017年10月23日、「朝鮮民族舞踊基本」を「国家非物質文化遺産第72号」として登録した。 崔承喜著『朝鮮民族舞踊基本…

〈学美の世界 34〉思春期の葛藤や内面を表現/金潤実

思春期とは、一般的に初級部高学年から高校生頃までの、誰しもが経験する心身ともに子どもから大人へ大きく変化する時期のことである。 子ども自身急激な変化に戸惑い、時に反発し、周りの大人も戸惑い無関係ではな…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 36〉魯迅文学の真髄と可能性/魯迅②

  中野重治は、魯迅について書いた「ある側面」(1956)という文章で、「故郷」の末尾の「希望」「道」について、「明るい言葉として、前途に光明を認めて歩きだすものの合言葉として引用している」…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 35〉魯迅文学の読まれ方をめぐって/魯迅①

中国近代文学の古典として、日本で多数翻訳され、1950年代にはじまり70年代以降今日までほとんどの出版社で「国語」教科書に採録され続けてきたことで、「日本語文学」として異例といってよいほど読み継がれて…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 34〉略奪文化財の行方をめぐって/五木寛之

  つい先月の26日、元本紙記者で、植民地期に略奪された朝鮮文化財の調査と返還問題に生涯取り組み続けた、故南永昌氏の遺稿集「奪われた朝鮮文化財、なぜ日本に」出版記念講演「今こそ問う朝鮮文化財…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 33〉「個人」が横取りする「身世打鈴」/古山高麗雄④

  古山高麗雄には「身世打鈴」のタイトルで、1970年代後半に何度か南朝鮮を訪れた紀行と、朝鮮や軍「慰安婦」についての考えを綴ったエッセイを織り交ぜた連載があり、80年に単行本化されている。…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 32〉歴史否定を上塗りする「追憶」/古山高麗雄③

近年日本の歴史否認の政治と言説・思想状況を作り出しているのは、「韓日右派ネットワーク」による「和解」や「合意」の合作であるが、日本の左派やリベラル派を名乗るメディアや知識人もこの「韓日合作」の過去否定…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 31〉二人の元戦犯を重ねて考える/古山高麗雄②

古山高麗雄について読み直しこの文章を書いているさなかの3月28日、李鶴来さんの訃報に接した。第2次世界大戦の戦犯裁判でBC級戦犯として一度は死刑を宣告され、有期刑に減刑された後、1956年に仮釈放され…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 30〉何からの「未/復員」なのか?/古山高麗雄①

前回までとりあげた後藤明生とともに「内向の世代」に数えられ、かつ同じく植民地朝鮮出身の作家に古山高麗雄(ふるやまこまお)がいる。1920年新義州生まれ(そこから「高麗雄」と名付けられた)の古山の方が年…