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道具が語る療養所での生活/「生活のデザイン」展、国立ハンセン病資料館で

国立ハンセン病資料館で催されている企画展「生活のデザイン」。ハンセン病患者・回復者が療養所で実際に使ったさまざまな道具を通じて、かれらの生きざまを静かに伝えている。 不便乗り越える道具 ハンセン病を「…

独・公共地に少女像設置、ベルリンに続き2例目

現地大学生らが自発的に ドイツ中部ヘッセン州のカッセル大学キャンパスに7日(現地時間)、平和の碑(少女像)が設置された。ドイツの公共地に設置されるのはベルリンの少女像に続き、2例目。設置を主導したカッ…

〈歴史の「語り部」を探して〉「悲劇」に隠された軍事侵略/京都編(上)

日本の軍国主義が強化されていることを、日常的に感じる人々はどれほどいるだろうか。言わずと知れた軍港都市・舞鶴には、今もその名残で海上自衛隊舞鶴地方隊など自衛隊の拠点があり、イージス艦をはじめとする停泊…

〈歴史の「語り部」を探して〉京都編

佐世保(長崎県)、呉(広島県)、横須賀(神奈川県)そして舞鶴(京都府)。日本の「近代化」とともに、かつて軍港として栄えたこれらの都市では今、自治体や地元観光協会が、観光地としてアピールする際のうたい文…

〈本の紹介〉社会保障あんしん教室/藤岡夕里子著

病気やケガ、失業、出産、死亡など、何かあったときに利用できる制度が、日本には数多く存在している。これらをうまく活用することで、より生き生きとした暮らしを実現できる。 本書は、社会保険労務士および社会福…

〈本の紹介〉あなたのルーツを教えて下さい/安田菜津紀

ルーツを隠さなければならない社会を問う 本書は、父親の出自を死後の高校時代に戸籍を見て初めて知った筆者が、なぜ父が「ルーツ」を隠し続けたのかを追求した結果として、日本社会に厳然と存在する「分断」、差別…

〈歪む社会の目、誰が正すのか〉法廷発言をファクトチェック/ウトロ放火事件

ウトロ放火事件と関連した裁判で、被告は朝鮮半島と在日朝鮮人に対する偏見に満ちた、根拠不明の発言を述べた。被告の発言から見える矛盾点を検証する。 「ウトロ住民は『不法占拠』」 →ウトロは戦時中、京都飛行…

〈歪む社会の目、誰が正すのか〉火が放たれたすぐそばで/鄭佑炅さんの思い

ウトロに住んで70年 「何にもわかってない。ひとつも(支援)してもろてへんのにな」。総聯京都南山城支部顧問の鄭佑炅さん(80)は吐き捨てるように呟き、視線を落とした。 パラリンピックのサッカー試合中継…