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祖父の思い/姜希純

司法試験を乗り越えるにあたって、私にはもう一つの原動力があった。それは、一世である祖父の存在だ。 祖父といえば「勉強」だ。読書が大好きで、新聞は隅から隅まで目を通し、入学式の度に私が持ち帰った教科書で…

〈人・サラム・HUMAN〉朝青福島県本部宣伝文化部長/李時也さん(27)

同胞社会の代を守る思いで 東北初中、茨城初中高を卒業後、福島県の郡山に引っ越した。当時の夢は「プロサッカー選手を育てる名コーチ」だった。その夢を叶えるため、福島でサッカーのコーチを務めながら生活してい…

お年玉プレゼント

「アッパがいつも持ってくる朝鮮新報を僕も読んでいます。学校でサッカーや勉強をがんばっているので、いつか遊びに来てください」「アッパと一緒にトンポニュースを読んでいます」。前者が8歳、後者が9歳の子ども…

〈人・サラム・HUMAN〉日朝友好徳島県民フォーラム事務局長/川越敏良さん(73)

友好のカギは相互理解に 徳島県職員労働組合での活動や、自治労徳島県本部委員長などを経験し、地元の徳島県や四国の朝鮮人強制連行跡地を日・朝の有志たちと共に調査するなど、約50年間に渡り日・朝友好運動や強…

〈人・サラム・HUMAN〉「寃死同胞慰霊碑」管理委員長/李淑姫さん(76)

犠牲者の恨を解き、“証”を守る 広島中高を卒業し、広島第1初級、岐阜初中の教壇に立った。教員生活10年頃に病気を患い、名古屋で療養することになる。そして名古屋に住み続けて女性同盟愛知県本部の副委員長を…

朝・日連帯の伝統

総聯結成3カ月前の1955年2月25日、朝鮮政府は「日本政府と貿易文化関係及びその他の朝日関係の樹立、発展に関する問題を具体的に協議する用意がある」と初めて表明した。70年前のことだ。

空港の熱気

年始に平壌で行われた迎春公演(ソルマジ公演)に参加するために朝鮮を訪問した在日朝鮮学生少年芸術団が日本に戻り約1カ月が経った。大勢の同胞たちで溢れかえった空港の熱気は忘れられない。 1月11日夜、羽田…

トルリムチャ/趙晃來

1月29日、SNSやメールでお祝いのメッセージが届いた。朝鮮はこの日、「ソルナル」と呼ばれる旧暦のお正月であるからだ。民族伝統の祝日を迎え、ふと故郷での温かい記憶が蘇った。 私が初めて故郷を訪れたのは…