
「留学」について思うこと/韓翔昊
2024年02月05日 09:30
以前、日本の教育が資本主義的な価値観の中で商業化されていると書いたが、筆者はその最たる例が「留学」だと考える。 日本の大学では通常のカリキュラムに留学が組み込まれていることもあり、留学に行くのが当たり…

「女性言葉」/金愛実
2024年01月26日 09:00
私は現在、字幕翻訳の勉強を進めている。この業界で昨今話題に上がっているのが「女性言葉」の使用についてだ。 「~だわ」「~わよ」などの「女性言葉」に関して、女性のステレオタイプ(女性は従順で丁寧であるべ…

場所に刻まれる記憶/金潤実
2024年01月22日 09:00
現大阪朝鮮中高級学校、5階西側の一番はしっこに美術部室がある。私が高校生の頃、部員として過ごした場所でもあり、今現在、講師として教える場所でもある。 この広い校舎の中で一番空がきれいに見えるのは美術部…

小さなギャングたちの学び場/鄭明洙
2024年01月15日 13:00
学期末の総括で私が担任を務めるする初3の短所-整理整頓を指摘された。 一般的に小3~4年生の児童たちは「ギャングエイジ」とも呼ばれ、グループで集まり、それぞれのルールで遊びを楽しんだりする。かれ、かの…

在日朝鮮人にとって名前とは/韓翔昊
2023年12月25日 10:00
関東大震災・朝鮮人虐殺から100年、朝鮮戦争停戦から70年、4・24教育闘争から75年の今年、私たちが問うべきは何なのか? 36年もの間、日本帝国は朝鮮半島を植民地とし支配することによって、朝鮮の民衆…

ジェンダーとは/金愛実
2023年12月21日 11:03
前回は読書会を紹介させていただいたが、今回は今まさに読み進めている「はじめてのジェンダー論」の冒頭を取り上げたい。

“どうせ”を乗り越えて/金潤実
2023年12月11日 09:00
この社会の制度も構造も「どうせ変わらない」と思っている自分がどこかにいる。 昨年、あるアート関係の国の助成金の応募条件の中に「国内アーティスト」の定義が「日本在住で日本国籍保持者」と指定があることを知…

温めていたテーマを/鄭明洙
2023年12月04日 12:00
学芸会の演目は、毎年、多くの教員が頭を抱えることである。テーマや他の学級と演目が被らないようにするなど、考慮すべきことがたくさんある。何よりも児童たちの特色に合った演目を考えなければならない。そんな心…

権力への抵抗としての運動を/韓翔昊
2023年11月27日 08:30
波風を立てるくらいなら、権力にも逆らわず「平和」に生きるほうが良い。このような風潮が日本社会に浸透しているように感じてならない。常に荒波に飲まれそうになっている/飲まれているマイノリティの立場を無視し…

「読書する会」/金愛実
2023年11月20日 09:28
秋が深まる今日この頃。秋といえば「読書」ということで、「読書する会」(以下「読書会」)について紹介させていただきたい。「読書会」とは、今年2月まで私が所属していた朝青東京・江戸川支部で昨年発足した、あ…