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不可視化された声を

日本の過去清算を求める言説空間で常に置き去りにされる存在がある。朝鮮にいる被害者、遺族だ。日本の加害責任が果たされないまま80年が過ぎた今、その多くが他界したが、現在も朝鮮各地には日本の戦争犯罪の直接…

<春・夏・秋・冬>草の根の力

日本敗戦80周年に当たる今年は国際政治構図が大きく変わる中、日本の境遇が一層浮き彫りになった。

〈FOCUS!〉「ヘバラギ」チーム

ヘバラギカップ(8月5,6日)には、各校4年生による合同チーム「ヘバラギ」も試合に出場した。黄色のビブスをまとい、自分の背丈をはるかに超える6年生相手に、必死に食らいつきボールをつなげていった。この日…

同胞夜会

記録的な猛暑の中、今年も各地で同胞夜会・納涼祭が盛況に行われた。伝統ある夜会もあれば、同胞社会を盛り上げようと新たに開催された夜会もある ▼総聯西東京・東部支部の夜会は今年2回目。昨年の「ウリ民族フォ…

文明を享受する創造者

健やかで満ち足りた暮らしを築くための創造のフィールドが日々拡大している ▼「科学技術を社会の発展をけん引する機関車」に、「人材を強国建設の最重要資源」に位置づけて、衛星・銀河・未来の3つの科学者通りと…

排除が常態化する社会で

部屋を借りることが、これほど労力を要するとは思わなかった。夫婦そろって朝鮮籍で、同胞機関勤務。「審査が通らなかった」「オーナーの意向で」。筆者自身、説明のない拒絶に何度も直面した。だからこそ、同胞の住…

50年になる日に

1975年8月17日は総聯結成20周年「忠誠の手紙」伝達リレー団のメンバーたちが、金日成主席の接見を受けた日だ。その日から50年になる日に東京でかれらの集いがあった。 ▼故人となった父がリレー団の一員…

初のWIPO国家創作賞

知的財産を創造し、当該国の経済および科学技術、文化の発展に寄与した人に贈られるWIPO国家賞の今年の受賞者が発表された。その中でも、国家創作賞は朝鮮にとって初の受賞となる。長編小説『青春を青く染めよ』…

〈FOCUS!〉朝・日友好の時計

広島平和記念公園の隅には素朴な時計塔が立っている。古びた時計の針は止まったままだ。その足元に目を向けると「朝鮮民主主義人民共和国帰国記念 広島県在留朝鮮人帰国者 1959年12月14日」と書かれている…

オンマと炊飯器/金里枝

普段通り過ごしていても小さな発見から、こんなこともあったなとどこか懐かしい思い出がよみがえることがある。例えば先日、ご飯を炊こうとしたとき、炊飯器を買い替えたときのことを思い出した。 それは、息子が高…

5分間の勇気

総聯運動を先頭に立って推し進める活動家たちがいる。かれらに会って驚かされるのは、担っている仕事の多さと責任の重さだ。専従活動家の中には、本部や支部の役職を兼任し、学校運営に深く関わっている人もいれば、…

朴宰秀遺稿集

朴宰秀遺稿集編纂委員会が8月、朴宰秀遺稿集『私の愛ウリマル』(A5版、240㌻)を出版した。遺稿集には朝鮮大学校文学歴史学部長だった朴宰秀先生が本紙に寄せた連載記事も掲載されている ▼先生は「ハングル…

恩師の思いを継いで/李仙香

昨年の春ごろ、「朝高の同窓会があるので、9月に京都に行く。久しぶりに会おう」と、大学時代の恩師からメッセージが届いた。けれども夏になり、体調が芳しくなく、京都には行けなくなったと連絡があった。11月、…

 敗戦80年の夏

参院選で大敗しても首相は続投の意向を明言する。与党議員は責任を取って辞任すべきだと主張して徒党を組み、新聞は「退陣不可避」との論陣を張り世論を煽った。

戦勝世代と共に

祖国解放戦争勝利記念日を迎えて平壌では、今年も戦争老兵を迎えての祝賀行事が行われた。7月27日、戦勝世代との対面集会と芸術公演が平壌体育館で

朝鮮大学校の関連記事

7月上旬、朝鮮大学校理事会から問い合わせがあった。「昨年9月の学生寮建設委員会結成後に貴紙に掲載された朝大関連記事は何件になりますか」 ▼調べてみたら、この10カ月間に掲載された関連記事は非常に多かっ…

〈人・サラム・HUMAN〉特許取得者/キム・ソンナムさん(48)

新発明で節電の先駆者に 国家経済発展5カ年計画を進める朝鮮では、電力増産のための対策が講じられる一方で、党と政府が節電への協力を広く呼び掛けており、企業や工場だけでなく学校や家庭でも電気を節約する風潮…

〈人・サラム・HUMAN〉鳥取大学准教授/呉永鎬さん(40)

“血と汗の結晶”を伝えるために 「ウリ民族フォーラム2025in 広島」で、広島における民族教育の歴史について発表を行った。過去には第13回中央オモニ大会(23年、東京)のパネルディスカッションに登壇…