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東京第5初中チャリティー公演リハーサル

2023年11月27日 16:05 在日同胞 総聯 民族教育

同胞たちに力を、子どもたちに未来を

23日、東京第5初中チャリティー公演「未来への一歩」のリハーサルが行われた。

東京第5初中のオモニ会が主催するチャリティー公演「未来への一歩」(後援=東京第5初中学区の女性同盟3支部[葛飾、江戸川、墨田]の子育て支援部)が12月1日、東京・墨田の曳舟文化センターで行われる。これと関連し、出演者たちによるリハーサルが23日に行われた。

東京第5初中では2021年に学校創立75周年を迎えたのを機に▼安全性と利便性の向上▼自律的運営と公益性の確保を掲げて校舎の大規模改修工事を推進している。公演は改修工事に寄与するため、同校に子どもを送る保護者世代が中心となって企画したもで、同校の保護者たちをはじめとする地域同胞たち、同校児童・生徒たちと教員、東京朝鮮歌舞団、朝青員、「第五のなかま会」のメンバーらが出演する。

9月16日の決起集会以降、出演者たちは練習を開始。公演を通じて、改修工事に精を出す関係者のみならず、地域同胞たちに力と勇気を届けるために毎週、総聯支部会館や学校で練習を重ねてきた。

総勢100余人の出演者たちが一堂に会したこの日のリハーサルでは、同校のオモニ会メンバーたちと江戸川支部のチャンゴサークルが出演するサムルノリが注目を集めた。ケンガリを担当する林善亜さん(33)は「保護者ではないが、サムルノリをするという知らせを聞いて自ら参加を決めた。民族伝統のリズムで感動を与え、同胞たちに力と勇気を届けたい」と、意気込みを語る。

リハーサル前にも入念に練習を行うメンバーら

サムルノリの指導を担う姜春美さん(66)は「オモニたちは初心者だったが、日々、成長している」と話す。練習の度に「朝鮮民族の誇りを全身で表現する」ように強調しているという姜さんは「公演を通じて、これからウリハッキョを守り、発展させていく若い世代の民族心を鼓舞したい」と力を込めた。

公演ではオモニたちだけでなく、東京朝鮮歌舞団やアボジらによる重唱など、多彩な演目が舞台を彩る。朝青世代の男性現代舞踊に出演する金晨さん(24)は「在校生たちに、朝青の先輩たちが頑張っていたという印象を残したい」と語る。昨年、大阪から同地域に引っ越した金さんは、「温かく歓迎してくれた地域同胞たちの気持ちに応えたい一心で練習に励んでいる」と話した。また、李岱浩さん(26)は「振付を間違えないように必死になると、つい表情が硬くなってしまう。当日の課題はスマイルだ」と笑った。

演目別練習のようす①

女性同盟の各支部と同校オモニ会のメンバーたちは、公演の練習に励む傍ら、チケット販売や広告募集活動にも奔走している。実行委員会事務局の金蓉子共同代表(60、女性同盟東京・墨田支部)は「墨田では近年、女性同盟の活動が停滞していたが、この期間は支部のメンバーたちがチャリティー公演という一つの目標に向かって心をひとつにする過程となった」と話す。「子どもが第5ハッキョを卒業して以降、学校に足を運ぶことが少なくなっていた」という金さんは「地域の同胞たちが一丸となり、学校に通う児童・生徒たちにより良い環境を与えたい。この期間に強まった地域の団結力が、『公演をあげて終わり』となるのではなく、来年のバザーやフェスタなど、今後に繋げたい」と力を込めた。

演目別練習のようす②

同校オモニ会の李香宰会長(52)は「オモニたちの子どもたちを愛する気持ち」が地域同胞たちの団結力をいっそう強めているという。李会長は「公演を企画するにあたり、消極的なオモニは誰一人いなかった。オモニたち全員が主人公だ」と、胸を張りながら「チケットも完売し、広告も予想以上に集まった。本番までに期待を上回る公演に仕上げたい」と意気込んだ。

チャリティー公演「未来への一歩」は12月1日、18時半開演予定。

(高晟州)

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