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〈関東大震災朝鮮人虐殺100年〉運動の現状と課題/群馬

2023年09月14日 11:20 歴史

連帯深め、政府へ責任追及を

1923年、9月1日、関東大震災が発生したその数日後、群馬県でも虐殺事件が起きた。藤岡町(現藤岡市)にあった藤岡警察署に「保護」されていた朝鮮人労働者17人が、流言飛語を耳にし、激高した自警団や住民らの手で虐殺された。「藤岡事件」と呼ばれるこの虐殺は、9月5~6日にかけて起こった。翌年6月、藤岡町の有志らが成道寺に朝鮮人犠牲者17人を埋葬し、墓地内に慰霊碑を建立した。

また、高崎市倉賀野町にある九品寺の墓地でも、自警団によって朝鮮人青年1人が虐殺された。その事実は、23年12月22日付の上毛新聞に掲載された記事によって明らかになっている。その2年後の25年には、倉賀野町民によって朝鮮人青年の慰霊碑が九品寺の墓地に建立された。

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