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「検閲」と闘い続ける/3人のアーティストがトークイベント

2023年03月17日 10:53 文化

昨年8月~11月にかけて東京都人権プラザで公開予定だった、映像作品「In—Mates」(2021)が都の介入により上映中止となった。これと関連し4日、トークイベント「アートと検閲 歴史の否定・権力への忖度とどう向き合うべきか」が日本映画大学白山キャンパス(神奈川県川崎市)で行われ、会場参加とオンライン合わせ約160人が参加した。作者の飯山由貴さん、在日同胞ラッパーで詩人のFUNIさん、南朝鮮のシンガーソングライターのリ・ランさんがそれぞれの経験と思いを語った。

”安心して表現できない”

「In—Mates」は、戦前に東京の精神科病院に入院していた朝鮮人患者の記録やかれらの日誌をもとに、朝鮮人の苦悩や葛藤を表現したもの。映像は朝鮮人患者の記録をたどるドキュメンタリーと、FUNIさんがかれらの思いなどをラップで表現する場面とが融合された斬新な仕上がりになっている。

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