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すべての外国人の生存権保障を/仮放免当事者らが集会

2022年11月05日 08:20 主要ニュース 権利

日本政府に対し外国人の生存権保障を求める署名が提出された。(2日)

無策を決め込む日本政府によって、多様化の充実とは程遠い現状が日本社会を覆っている。

在留資格のない外国人の生存権を求める集会が2日、衆議院第2議員会館で行われた。NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)、北関東医療相談会、反貧困ネットワークの3団体が主催した。

2年以上続くコロナ禍のなか、日本に暮らす在留資格のない外国人の生活はこれまで以上に困窮状態を増している。出入国在留管理庁の発表によれば、2021年末時点で、登録上の総在留外国人数は279万5450人で総人口の2.2%。そこに、非正規滞在者の6万6759人、入管収容者の124人、強制退去等による仮放免者の5910人を含めると日本に暮らす外国人の数は約286万人に上る。集会は、仮放免など在留資格のない外国人当事者の声と民間支援の現場の実態を伝え、本来あるべき公的支援の在り方や政策課題について日本政府へ提言しようと催された。

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