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〈ここで育つ―夏期学校を訪ねて〉「また来たい」と思える場に/静岡

2022年08月23日 09:01 民族教育

コロナ禍が続くなかで迎えた今夏、各地で「ハギハッキョ」(夏期学校)が開校した。コロナ以後、人々をとりまく環境や活動様式が変化するなか、民族教育における準正規教育の現場はどのような状況にあるのか。各地の「ハギハッキョ」を訪ねた。

朝鮮語で名前を書く受講生

朝鮮について学ぶ時間、運動の時間、流しそうめん、プール、思い出作り…多彩な企画で埋められたスケジュール表が、児童らの心をワクワクさせていた。

朝青静岡が主催して毎年行われるこの地での夏期学校。今年は2人の園児と4人の日校生、1人の朝鮮学校児童が参加した。初日の2日、多少緊張した様子で席に座る子どもたちが微笑ましかった。

筆者が帯同した2日間、静岡初中で行われた夏期学校で子どもたちは、朝鮮の言葉や文化、民族あそびについて学び、講師らが準備した流しそうめんやキムパブ作りなどを楽しんだ。

楽しく朝鮮語を学んだ

受講生のほとんどは、月に一度同校で行われる土曜児童教室の参加者。静岡では21年度から土曜児童教室が本格的に再スタートし、日本学校に通う児童がは毎月、静岡初中に集い朝鮮語を学んでいる。

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