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広島初中高創立75周年を記念して/17日に大同窓会「躍動キャンパス」

2022年04月06日 09:00 民族教育

 “母校のいまを知ろう” /世代を超えた感動の共有を

来る4月17日、広島初中高の創立75周年を記念した大同窓会「躍動キャンパス」が同校体育館で開かれる。

75周年記念Tシャツの伝達会(以下写真はいずれも記念事業実行委員会の提供)

祖国解放後、広島では県内の約20ヵ所に国語講習所が設置され、その翌年に広島初中高の母体となる朝聯大竹初等学院が創立(46年4月16日、後の広島第1初級)した。これを皮切りに、広島における民族教育は大きく発展を遂げ、96年4月には第1初級と広島中高の移転統合を経て、広島市東区に位置する現在の広島初中高校舎が竣工する。

中・四国地方唯一の幼初中高一貫校として、これまで述べ3600余人の卒業生を送り出してきた同校。昨年の75周年記念事業実行委員会の発足(21年5月9日)以来、同校では「躍動」をテーマに、年間を通じて、「100年学校」に向けた礎を築くためのさまざまな取り組みが行われてきた。

昨年11月に行われた学生公演「躍動」

とりわけ、連合同窓会の再建と学校への財政支援、宣伝広報活動を柱に据えた75周年記念事業と関連しては、学生公演やチャリティーゴルフコンペ、パネルディスカッションのほか、昨年12月12日には連合同窓会総会が行われ、次世代を中心とする新役員を選出。以降、記念事業実行委と連合同窓会とのタイアップで、①幼保無償化支援、②ICT教育環境整備、③教員のスキルアップを目的とする各種取り組みや、卒業生たちへの募金の呼びかけを行うなど、同事業に注ぐ関係者らの熱意が後押しする形で、学校のサポート体制が一つまた一つと整えられてきた。

創立75周年を学校発展のさらなる契機とすべく、力強く推し進めてきたこの記念事業の集大成となるのが、今回の大同窓会「躍動キャンパス」だ。

連合同窓会総会(2021年12月12日)

記念事業の実行委員たちは、準備期間、広島県下のみならず広島初中高学区である岡山、島根、鳥取、愛媛、高知、香川の各地に出向き、同胞たちを訪ねては行事の宣伝や、学校支援への協力を請うなど、大同窓会を単発的なイベントではない「中・四国地域における民族教育の明るい未来」へとつながる機転にすべく奔走してきた。

創立75周年を機に再始動した広島初中高の連合同窓会

行事当日は、「75チャレンジ」と題したメイン企画として、大竹(朝聯初等学院)、横川(広島第1初級)、呉(広島第2初級)など県内5ヵ所から現校舎までの総距離およそ75キロを朝高生と朝青員たちが「75年をつなぐ」思いを込めて走るマラソン企画や、在校生と卒業生が綱引きやクイズ大会で交流するH1(広島ナンバーワン)グランプリ、同校の75年の歩みを写真とともに振り返る「フォトコンテスト」のほか、総勢3600人による「広島大豊年」が記念すべき周年行事のフィナーレを飾るなど、盛りだくさんの内容が予定されている。

17日には大同窓会「躍動キャンパス」が行われる

同校を巣立っていった多くの卒業生たちが、母校のいまを知り、世代を超えて感動を共有することのできる素敵な空間が広がるだろう。

大同窓会は4月17日の午前11時から。当日は、広島駅と学校とを往復するシャトルバスも運行予定だ。

(韓賢珠)

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