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〈月間平壌レポート 3月〉無から有を創造した江原道精神

2017年03月31日 13:45 主要ニュース 朝鮮半島

自力自強を実践、電力問題を解決

【平壌発=金宥羅】朝鮮では現在、「自力自強」のスローガンを掲げ社会主義建設が急ピッチで行われている。その前列にいるのは、経済発展と人民生活向上において大きな成果を上げている江原道の人々だ。

元山軍民発電所竣工

「江原道を電気が余る道にしよう」。江原道の人々が現在掲げている目標だ。

元山軍民発電所の操縦室は24時間体制で稼働している。(撮影・盧琴順)

江原道には安邊青年発電所(2002年竣工)、元山青年発電所(2009年竣工)、元山軍民発電所(2016年竣工)の3つの発電所が存在する。この3つの発電所の建設により、元山市はもちろん軍事境界線に近い鐵原、金剛地域まで、24時間電気が通るようになった。

昨年竣工した元山軍民発電所は、朝鮮西海に流れる川の水を東海へと向けて大きな落差を得ることで電気を生産する大規模な流域変更式水力発電所だ。

元山軍民発電所の建設は大変な困難を極めるものだった。200余万㎡の堰堤建設、数千mの圧力鉄管路工事、電力網開通工事等をすべて自分たちの力で行い、発電所建設に使うレールなどの資材を文川鋼鉄工場をはじめとする道内の工場でまかなった。中でも難関は、数十キロに及ぶ水路の建設だった。崩落がはげしく、地下水が多い区間では、胸まで押し寄せる水の中で作業が行われた。同発電所のキム・チョルマン技師長(45)は「まさに無から有を創造する工事だった」と振り返る。

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