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1073日

2017年03月24日 09:08 コラム 春・夏・秋・冬

23日、セウォル号が海面に姿を現した。事故発生から3年を目前に控えた、1073日ぶりの引き揚げ。腐食し褐色に染まった船体が、遅すぎた政府の対応をそのままに示していた

▼「あまりに惨憺たる姿」「あんな場所に娘はずっと閉じ込められているのか」。早期引き揚げを求めてきた遺族の祈りは、船体を目にした瞬間嘆きに変わった。船内に取り残されたとされる9人の乗客の一刻も早い発見が待たれる春夏秋冬

▼政府はセウォル号を引き揚げられなかったのか、引き揚げなかったのか。失敗を繰り返す引き揚げ作業に対し、方式や業者の見直しが提起されてきたが政府は無視を決め込み、特別調査委の延長も認めなかった。政府の息がかかった極右団体は真相究明を妨害し、遺族には誹謗中傷を浴びせた

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