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〈Strangers In Pyongyang 4〉朝鮮の人も笑う/北岡裕

2014年05月16日 16:07 文化・歴史

気だるい平壌の冬の休日と、アナログなサーカス

「また来る時もこのまま、この場所が変わらずあってほしい」。旅先で呟く、そんな感傷的な旅人のことばは、その土地で暮らす人間にとっては無責任で迷惑なものに違いない。その土地にも日々の生活があって、便利さと快適さを求めるのは当然であり、また当然の欲求なのだから。

朝鮮もそうだ。「もっと高く もっと早く」、「馬息嶺速度で」、「タンスメ(一気に)」、に駆ける。平壌の中心部に出来た倉田通り住宅。へダンファ館。綾羅イルカ館。昨年9月の訪朝で見た建物たち。携帯電話の爆発的な普及。時計の針は平壌でも回っていた。

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