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朝青大阪 総合公演「大阪の炎―未来を抱いて生きよう!―」

2013年05月10日 11:42 主要ニュース

〝同胞社会の未来は自分たちが守る〟

出演者150人による大合唱

朝青大阪総合公演「大阪(テパン)の炎―未来を抱いて生きよう!―」が4月21日、大阪市のドーンセンターで行われた。公演には、大阪府下16の朝青支部、商工会支部、大阪朝鮮高級学校、日本の高校に通う同胞生徒、朝青奈良県本部の朝青員150人が出演、関係者も含め約200人がこの日に向け準備した。

朝青奈良県本部が披露した「タルチュム」

公演を、総聯大阪府本部の夫永旭委員長、朝青中央の金チャドル委員長をはじめ、大阪府を中心とした関西地域の同胞約500人が観覧した。

サムルノリの迫力ある演奏で幕をあけた公演1部では、合唱、寸劇、芸術宣伝、歌とダンスなどで終始盛り上がりをみせた。2部では、5人の朝青員が出演し、朝青ファイルを披露。舞台では、「テパン事件研究所」の研究員たちが、朝鮮学校の過去、現在、そして未来について検証し、どのように朝鮮学校を守っていくのかについて話し合う。研究員たちは、同胞たち一人ひとりの心の中の火種を集め、大きな炎、「大阪の炎」を巻き起こし、大阪の同胞社会を守り発展させる運動を、朝青員たちが率先して繰り広げていく決意を表現した。

公演に出演した息子の姿を観にきたという徐蓮玉さん(43、生野区)は、「4.24教育闘争当時を彷彿させるような情勢の中、『同胞たちの未来を守っていく』という出演者たちの熱い思いが伝わり、力がわいた。公演の準備に携わる過程で、同胞社会のために生きる喜びを感じていく息子の成長ぶりも見れてよかった」と目を細めた。

「大阪の炎」を巻き起こす先駆者になるという決意を表現した「テパン事件研究所」

かけがえのない場所

「今回の公演で、22期の間に積み重ねた成果が存分に発揮された」と、朝青大阪府本部の成耆晃委員長は話した。同本部ではこの3年間、「同胞社会の幸せと後代の未来のために!」というスローガンを掲げながら、各支部での活動を集中的に行ってきた。また、毎月千円募金に協力してくれる賛同者千人を集める「一人千円運動」も朝青独自に展開している。

このような大規模な総合公演は、ここ数年行われなかった。実際、本舞台の幕をあげるまでの道のりはたやすくなかった。しかし、「高校無償化」不適用、補助金支給停止措置撤回を求める民族教育擁護活動など、日本社会で生きる上でさまざまな苦難を強いられている同胞たちに、朝青員たちのはつらつとした姿と固い決意を公演を通じて表現することで、未来への希望と勇気を抱いてもらいたいと、この日までひた走ってきた。

朝青城東支部の鄭伸佳委員長は、「学生会メンバーたちは、支部、同胞社会のおかげで朝鮮人として堂々と生きることができる。自分を朝鮮人に育ててくれたかけがえのない場所を大切に守っていきたい」と話した。

生野西地域には大阪朝鮮第4初級学校がある。「みんなウリハッキョが大好きなんだ」と話すのは、朝青生野西支部の康成大副委員長。「大好きな母校を自分たちが守らず誰が守ってくれるのか。同胞社会、ウリハッキョをこれからは自分たちが守っていくという思いで、今後もさらに活発な運動を展開していきたい」と。

(朝鮮新報)

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