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「日朝友好京都ネット」第5回総会と新春の集い

2013年03月19日 17:03 主要ニュース

政治の論理を越え日朝友好を

「文化・学術・市民交流を促進する日朝友好京都ネット」(以下、「日朝友好京都ネット」)の第5回総会と「新春のつどい」が2月14日、京都市内のホテルで行われた。

「京都ネット」第5回総会と新春の集いが、京都市内のホテルで行われた

「日朝友好京都ネット」の角替豊副会長、総聯京都府本部の金学福委員長、京都府議会議員、京都市議会議員、京田辺市議会議員、京都大学、立命館大学、同志社大学などの教員をはじめとする関係者ら約80人が参加した。

まず、角替副会長があいさつした。角替副会長は、「国と国が政治の論理で角を突き合わせている状況で、『日朝友好京都ネット』は、市民としてそれを乗り越えていくところに思想的基盤、理念がある。私たちの運動を京都をはじめ、日本全体に発信していくことが重要だ」と語った。

続いて、「全国清津会」の正木貞雄会長が、「68年ぶりに“故郷”の地を踏みしめて~在北朝鮮地域日本人遺骨問題を通して痛感したこと」と題して記念講演を行った。正木会長は、「全国清津会」がこれまでに取り組んできた活動や、昨年8月の墓参団訪朝などを、映像を交えて紹介しながら、「朝鮮の人たちは、掘り起こした遺骨を移動する場所をきちんと用意してくれていた。その現実を見て、朝鮮人の礼儀正しさや勤勉さなどをひしひしと感じた。朝鮮側は訪朝の門戸を開けているが、日本側が問題だ。日朝友好と国交回復が第一だと思う」と述べた。

記念講演の後、昨年訪朝した「日朝友好京都ネット 地方議員の会」の報告と、昨年の学術交流訪朝団などの経験を踏まえ、今年の「日朝友好京都ネット」の運動方向などを決める議案が承認された。また、今年内に朝鮮を訪問する計画などが話し合われた。

この日、朝鮮からは対外文化連絡協会と社会科学者協会、日本国内からは京都選出の衆議院議員や京都府、京都市、京田辺市などの地方議員、府内各自治体首長から連帯メッセージや祝電が届けられたことが紹介された。その後参加者らのスピーチがあった。また、新春の集いでは京都朝鮮歌舞団による歌や舞踊が披露され、会場は和やかな雰囲気に包まれた。

【日朝友好京都ネット文化学術担当幹事 森類臣】

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