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「平和・協同ジャーナリスト奨励賞」野添憲治氏が受賞

本紙連載「遺骨は叫ぶ」など2冊 「平和・協同ジャーナリスト基金」(略称・PCJF=岩垂弘代表運営委員)の第16回平和・協同ジャーナリスト基金賞(大賞)1点、奨励賞6点などがこのほど決定。授賞式は12月…

〈遺骨は叫ぶ 34〉福島・常磐炭鉱

警備厳しく長時間労働/いつも空腹、巡査あがりが暴力、193人死亡 福島県浜通り地方南部に、県全域の9%を占める広域都市・いわき市がある。この地域で安政年間に石炭が発見されたが、「その後、湯長谷藩・平藩…

〈遺骨は叫ぶ 33〉長野・松代大本営

「御座所」工事後、虐殺か/篠ノ井旭高生らの「平和の史跡」保存運動 アジア太平洋戦争のとき、「大本営発表、我帝国陸海軍は.」と、粉飾され誇張された日本軍の戦果が、勇ましくラジオから流れた。この「大本営」…

〈遺骨は叫ぶ 32〉山形・木友炭鉱

「乱闘事件」として、朝鮮人多数を「有罪」/待遇改善求めれば暴行し殺害 亜炭は山形県にもっとも多量にある地下資源で、主な炭田は、最上、村山、置賜地区にある。その中でも、JR奥羽本線舟形駅から、西南700…

〈遺骨は叫ぶ 31〉福島県・沼ノ倉発電所

6千人の朝鮮人労働者動員/日本敗戦の前年に連行、多くの犠牲者 福島県内を走るJR磐越西線猪苗代駅に下車し、北に車で約10分ほど走った磐梯山麓の長瀬川沿いに、沼ノ倉発電所(耶麻郡猪苗代町)がある。 この…

〈遺骨は叫ぶ 30〉東京・八王子浅川地下壕

最盛期には4~6千人を強制徴用、戦争末期の相次ぐ落盤事故 東京駅からJR中央本線に乗り約1時間で高尾駅に着く。駅前からはビルで見えないが、高架の京王電鉄の高尾駅ホームからは西に金比羅山、南に初沢山が見…

〈遺骨は叫ぶ 29〉宮城・多賀城海軍工廠

冬でも裸同然で働かされ、多くの犠牲者 橋桁作るとき朝鮮人を人柱に 昭和初期の宮城県多賀城村(現多賀城市)は、村の面積の約半分を田や畑が占める農村であった。だが、1941年にアジア・太平洋戦争が始まると…