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朝鮮3.1独立運動の記憶~朝鮮と日本における国際法の受容と実践の異なる位相/康成銀

2019年03月01日 09:00 主要ニュース 歴史

朝鮮3.1独立運動100周年を迎えて、3.1運動の体験がどのように記憶されてきたのかについて考えてみたい。その際、国際法の受容と実践のあり方における朝鮮と日本との位相の違いに注目してみたい。

1) 3.1運動の前史:近代国際法の受容と実践

北東アジア地域は19世紀半ばから始まったウェスタン・インパクトによって欧米国際法体制に強制搬入される。北東アジア三国における国際法の受容と実践のあり方はそれぞれ異なっていた。

日本の場合、政治家、軍人、知識人らの国際法観は懐疑的であった。実際の国際社会は弱肉強食の世界であり、国際法もまたその名目とは違い強者の道具、「狼の法」であると理解した。そのために国際法実践は、一方では欧米列強との同盟を保持する規範として機能するが、他方では、近隣諸国に対しては国家の行動(侵略)を正当化する便宜主義の道具へと転化していく。

朝鮮の場合、あえて国際法を儒教的な論理(王道、礼)のなかに取り組むことによって、信義に基づいた外交を展開させ、独立と近代化を図ろうとした。国際法のもう一つの姿である「羊の法」としての側面を国際法の理念として理解する自然法主義、規範主義的な公法解釈といえる。

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