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〈朝米核・ミサイル問題への視座 7〉対中政策に見る米国の核戦略

2017年12月05日 09:00 主要ニュース 共和国

封じ込めから一転、交渉へ転換

米国は、核・ロケット開発を進める朝鮮に対し国連安保理で制裁決議採択を主導するなど強力な国際的圧力をかけているが、1960代に核実験に成功した中国に対しては、それまでの封じ込めから一転、核保有国として容認、国交正常化交渉へ政策転換した歴史がある。

中国は旧ソ連との対立を背景に60年、核兵器の独自開発を決定、その目的はソ連と米国に対する抑止力の確立、そして米国との国交樹立であったとされる。中国は49年の中華人民共和国成立直後から米国との国交樹立交渉を進めようとしたが、頓挫を繰り返していた。

当時、冷戦体制下において米国は、社会主義陣営である中国の核開発を阻止するため外交・軍事的圧力を強めた。63年、米英ソ3国は中国の核開発に反対する部分的核実験停止条約に調印。ロバート・マクナマラ米国防長官は、中国が核開発を続ける場合、核開発施設はもちろんのこと、首都・北京への攻撃も辞さないとし、第三次世界大戦の勃発可能性にまで言及した。

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