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〈取材ノート〉こんな時代だからこそ、朝大に

人生に「原点」があるとすれば、個人的にそれは朝鮮大学校時代ではないかと考えている。朝大には学生たちの多様な好奇心と感受性を尊重する環境がある。その中で、現在と未来に繋がる自分の軸を導きだすことができた…

〈取材ノート〉「過歳安寧」

各所で新年のあいさつをしていたと思ったら、気づけば2014年もすでに12分の1が過ぎた。早いものである。 昨年まで2年連続で平壌で年を越し、その前年は大阪出張中だった。数年ぶりに正月を実家で過ごしたが…

〈取材ノート〉憧れの劇団

中級部1年に進学したてのとき、友だちに誘われふと立ち寄った民族器楽部室は、朝鮮の木で作られた民族楽器と、松脂のにおいが充満していた。今でもそのにおいがたつと、あの頃の懐かしい記憶がフラッシュバックする…

〈取材ノート〉新成人の姿に未来を展望

年が明けて最初の取材は毎年決まって、各地で行われる成人式だ。これまでさまざまな地域に赴いたが、東京育ちの記者にとっては小さな地域で行われるアットホームな成人式がいっそう温かく新鮮なものとして写る。

〈取材ノート〉「テロ」の根源

自民党の石破茂幹事長が、特定秘密保護法案に反対する市民たちの街頭デモを「テロ」に例えたことが大きな波紋を呼んだ。 「テロ」の語源は、フランス革命時に行われた革命派による反対派の虐殺という恐怖政治にある…

〈取材ノート〉統一願う開城の人々

今年、高麗王朝の古都である開城に、計4回足を運んだ。 6月にユネスコの世界文化遺産に登録されて以降、イギリスをはじめとするヨーロッパからの観光客が増えているという。ここ数カ月間での外国人観光客の増加に…

〈取材ノート〉芸術の秋

今年の秋は芸術を堪能した。学生時代、スポーツ一筋だった記者は、芸術とはあまり縁がなかった。センスや個性が問われ、なんらかの形で自分の思いを表現したり絶対的な評価のない芸術よりも、勝ち負けが目に見えては…

〈取材ノート〉焼肉幸泉

京成立石駅(東京・葛飾)を降りたところの目の前にある立石仲見世商店街の中に入ると、いかにも下町といった年季の入った飲食店がずらりと並んでいる。連日、どの店も常連客が陣取っているようだが、その一角に「焼…