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〈取材ノート〉あるべき教育、司法、行政の不在

朝鮮人犠牲者追悼碑の設置許可をめぐり、群馬県を相手取り市民団体が起こした訴訟は9月12日、東京高裁に持ち込まれた。主な争点は、碑が公園施設としての機能を果たしているのかどうか。 県側は、第一審で主張し…

〈取材ノート〉聞いてほしい

脳性マヒにより電動車いすに乗っていた男性の言葉に、はっとした 「あなたの周りにも障害者がいるでしょう。でも、その人たちがどこにいるのか分かりますか」 先月、滋賀初級で行われた「ウリハッキョマダン」での…

〈取材ノート〉「加害者」意識の欠如

「長く生きても、辛い…戦争責任のことを言われる」 「戦後の復興から今日の発展をみれば、もう過去の歴史の一こまに過ぎない。お気になさることはない」 8月末、晩年の昭和天皇と側近のやりとりを記した日記が見…

〈取材ノート〉関心

新たなものとの出会いは、もとあった関心の幅を大きく広げてくれる。まったく関心がなかったものに、いつしか興味を持ち積極的に考えるようになる。それはすべて、些細なきっかけから始まることを、昨今実感している…

〈取材ノート〉「別に何もやってへんで」

答えは現場に出向けば見つかる。各地に根付いた同胞たちの生活の中には、独自の文化があり、闘いがある――。 記者生活を通して胸に刻まれたこと。どこに行っても裏切られたことは一度もない。どうやらこれはある種…

〈取材ノート〉台風を追い風にして

7月最後の週末(28~29日)、台風12号が日本列島を東から西へと逆走した。この影響により各地同胞社会で週末のイベントが延期に。学校創立60周年を迎える和歌山初中でもサマーフェスタを翌週に移さざるをえ…

〈取材ノート〉大阪北部地震

「『ドーン』、『ガラガラ』と音がなって、『おしまいや』と思った。『地震や!』と叫んだ時にはもう終わっていて、家の中めちゃくちゃやった。阪神大震災の時はここまでじゃなかった」 6月18日、大阪北部地震の…

〈取材ノート〉祖国との断絶強いる「制裁」

国際社会の平和への動きと相反するように、日本社会の排外的な空気が高まっている。