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〈取材ノート〉いま、性奴隷制問題を考える

「日本軍性奴隷制被害者のトラウマは、朝鮮人として、女性として、その怒りや痛みを共有する中で、集合的なトラウマへと広がる。その解決は、私たち自身の問題としてなされるべきだ」――ある識者の指摘だ。 性奴隷…

〈取材ノート〉ベネズエラ人の「朝鮮観」

「在日発、地球行・第2弾」ベネズエラ編では3回にわたって同国の情勢を紹介したが、ここで、現地の国民が抱く「朝鮮観」について簡単に触れたい。 距離にして約14,000 km離れている朝鮮とベネズエラは反…

〈取材ノート〉「いい映画」だった?

今年のアカデミー作品賞受賞作「グリーンブック」を観た。黒人ピアニストとイタリア系白人の用心棒が、1960年代の南部アメリカをツアーで周りながら、絆を深めていく。感想は一言で「あぁ、良い映画だった」。映…

〈取材ノート〉3.1独立運動と無償化

“私たち朝鮮人は、もう遅れた思想となっていたはずの侵略主義や強権主義の犠牲となって初めて異民族の支配を受けることとなった…他人を怖がらせたり、攻撃したりするのではなく、自ら信じるところに従って、私たち…

〈取材ノート〉表現する尊さ

通勤中、電車の中でサラリーマンが読む新聞に目がいき、自然と見出しの文字を追っていた。このごく自然な工程が、ある人々にとっては不自由を伴う行為であるということに、最近気づかされた。並べられた活字が意味の…

〈取材ノート〉卒業式と「無償化」

3月だ。各地の朝高で卒業式が行われ、卒業生たちは「高校無償化を実現できず、後輩たちに申し訳ない」としながら母校の門を出た。

〈取材ノート〉「切れ目」はどこに

江戸時代の吉原遊郭では遊女と客との関係が金銭で成り立っていたそうだ。客の持ち金がなくなると、それまで優しかった遊女は手のひらを返したように冷たくなったという。このことから「金の切れ目が縁の切れ目」とい…

〈取材ノート〉成人と還暦と

1月14日の「在日朝鮮青年の日」に合わせて、20歳を迎える同胞青年たちを祝う成人式が各地で開催されている。未来の同胞社会と統一朝鮮の担い手たちが、それぞれの希望を胸に人生の新たなスタートを切った。 成…