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〈本の紹介〉だれが日韓「対立」をつくったのか/岡本有佳・加藤圭木編

日韓「対立」の背景と本質 徴用工への損害賠償、「慰安婦」問題に関する政府間「合意」の無効化など植民地支配の清算を巡って日韓は益々「対立」、対抗措置の応酬など、過去最悪の状態に陥っている。安倍政権はいず…

〈本の紹介〉ヘイト・スピーチと地方自治体 ―共犯にならないために―/前田朗著

続く“悪夢”の解消に向け 2016年6月3日に制定されたヘイトスピーチ解消法(以下、解消法)には、ヘイトスピーチに対処する国の責務とともに、地方自治体の責務が明示されている。 ヘイトスピーチの「共犯」…

〈本の紹介〉親子でみる性のはなし・ぼくの からだ わたしの からだ/李英子著

朝鮮学校での性教育の成果 本書は、2017年5月から19年5月まで、2年間にわたって13回、朝鮮新報に連載されたものを再構成したもの。筆者の李さんは、看護師として40年にわたり仕事をし、医協東日本本部…

〈本の紹介〉「共生」を求めて・在日とともに歩んだ半世紀/田中宏著、中村一成編

脱亜入欧へのアンチテーゼ 1960年代のアジア留学生との交わりを出発点にして、半世紀にわたって在日外国人を巡る人権問題に誰よりも深く、幅広く、法・制度・政策的・実践的に取り組み類稀なる実績を上げてきた…

〈本の紹介〉朝鮮学校の教育史―脱植民地化への闘争と創造/呉永鎬著

「脱植民地化」の視点で民族教育を解く 70余年前、敗戦前夜の日本のいたる地に、朝鮮学校の前身である「青空教室」や国語講習所が産声を上げた。 子どもたちを「立派な朝鮮人(떳떳한 조선사람)」に育てたい―…

〈本の紹介〉鄭日鮮歌集「生きて来たりぬ」

在日朝鮮人のルーツと人生 この歌集の作者である鄭日鮮さんは、1930年に和歌山県で生まれた在日2世。 1世であった両親とは10代半ばで死別し、多くのことを直接聞くことはできなかったという。彼女の両親は…

〈本の紹介〉植民地遊郭‐日本の軍隊と朝鮮半島‐/金富子・金栄著

公娼制に見る植民地支配責任 朝鮮王朝時代、政府は儒教倫理に基づき性売買を禁止した。かつての朝鮮半島に、公娼制は存在しなかった。

〈本の紹介〉中塚明著「日本人の明治観をただす」を読む/朴日粉

ウソと改ざん許さぬ渾身の書 このところの天皇代替わりキャンペーンと相まって、「明治礼讃」がかまびすしい日本。その正体は何か。しかし、今や安倍政権の侍女と化したかのようなメディアにその答えを期待すること…