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短編小説「魚のために道をひらこう」9/陳載煥

光をみつけた魚は、またたく間に雲のように群がり寄ってきた。大小さまざまな魚が重なりあってうごめいている。あるものは勢いよく尾びれで水面をたたいてまっすぐ跳ねあがり、あるものはまるで鳥のようなすばしこさ…

短編小説「魚のために道をひらこう」7/陳載煥

2章 テソンの後ろからついていくジュンハは、少し行っては足を止め、杖を持ったまま、やれやれと腰をのばし、はるか上流や四方をきょろきょろ見まわしては、またとぼとぼ歩きだすのであった。彼は、しきりに人家を…

短編小説「魚のために道をひらこう」7/陳載煥

2章 テソンの後ろからついていくジュンハは、少し行っては足を止め、杖を持ったまま、やれやれと腰をのばし、はるか上流や四方をきょろきょろ見まわしては、またとぼとぼ歩きだすのであった。彼は、しきりに人家を…

〈聴くシンボ〉(2月14日-2月20日)

「聴くシンボ」は、朝鮮新報電子版 DIGITAL SINBOのニュースを音声でお聞きいただけます。同サービスでは、1週間の主要ニュースをピックアップし、毎週日曜日にダイジェストでお届けします。生活のさ…

短編小説「魚のために道をひらこう」6/陳載煥

こうして二人の間に、15年続いた友情と親愛感がよみがえったかに見えた。 「下流から始めようじゃないか……」 踏査のプランを相談しているとき、ジュンハがこう言いだした。実はテソンは、上流から調査を始めた…

同胞選手らの活躍に期待/Jリーグ、リーグワン

古巣復帰の梁勇基選手らに注目/Jリーグ サッカー・Jリーグの2022年シーズンが18日に開幕する(J1・18日~、J2・19日~、J3・3月12日~)。今シーズンも在日同胞Jリーガーたちの活躍に注目だ…

短編小説「魚のために道をひらこう」5/陳載煥

「そんなことは絵に描いた餅と同じで、できやせん!」 「おれはやるよ。嫌だったら黙ってひっこんでろ! おれは、必ず自然養魚をやってみせるから!」 ついにテソンは、休暇を利用して480キロにわたる大同江の…

〈魅惑の朝鮮観光〉平壌ー文化・芸術施設⑤ 万寿台芸術劇場