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短編小説「海州―下聖からの手紙」29/キム・ビョンフン作、カン・ホイル訳

『詩人』と呼ばれたトンムもいたな。かれは降仙製鋼所の民青同溶解工出身だった。かれの傑作は、巨大な自動化された電気炉を主題とした詩なんだが、実に炎のごとく熱烈に、そして浪漫的に皆に読んで聞かせるんだ。小…

〈魅惑の朝鮮観光〉平壌ースポーツ施設①金日成競技場

短編小説「海州―下聖からの手紙」27/キム・ビョンフン作、カン・ホイル訳

「ここにあるわ……」。私はノートを差し出しました。 「見てくれたの? どう、うまくいきそうかい?……」 つづけざまにこう質問するからは、一見、私の評価次第に自分が心血を注いだ考案品の運命がかかっている…

初のタイトル獲得へ/プロボクサー・朴兼玄

サッカー 今季4得点目あげる/J2・鄭大世 J1・第25節が14日に、26節が20日に行われた。 朴一圭選手(GK)が所属するサガン鳥栖は、25節で名古屋グランパスと、26節でコンサドーレ札幌と対戦し…

短編小説「海州―下聖からの手紙」26/キム・ビョンフン作、カン・ホイル訳

(どうしたというのかしら?……。願書を出したので気がねして、宿舎に帰れなかったのかしら?) こう思いながらふと私は、かれの枕もとにある本に目をとめました。なんの気なしに一冊を手に取るとそれは大学ノート…

短編小説「海州―下聖からの手紙」25/キム・ビョンフン作、カン・ホイル訳

私はパクトンムにもう一つの受話器をあげました。 「はい、だれですか? ああ、チルソントンムですか。ええ来ましたよ……」 これを聞くと、胸に張りつめた何かが急にぷつんと音をたてて切れるようでした。 「え…

短編小説「海州―下聖からの手紙」24/キム・ビョンフン作、カン・ホイル訳

パクトンムは返事もせずに、 「ちょっと連隊指揮部に電話をかけてくれないか」と言うんです。 「え、電話? なにかあったの?」 「多分そこに行ったと思うんだ、確かめてみよう。安心して……」 「連隊指揮部で…

短編小説「海州―下聖からの手紙」23/キム・ビョンフン作、カン・ホイル訳

「チルソントンム、遠慮することないわ。トンムはすでにりっぱな働きをしたんだし……、後のことはみんなに任せて……、それに連隊指揮部でも心おきなく行くよう言ったそうじゃないの……」 「な、なんだって!………