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〈時事エッセー・沈黙の声 57〉トランプ復権を日本独立への好機に変える / 浅野健一

日米会談「成功」報道はフェイク 「日本が第二次世界大戦で敗戦した後、米軍はいつまで日本に駐留したのか」。12年前、パリ大学でゲスト講義した後の研究者たちとの懇談の時で、米軍のイラクやアフガンからの撤退…

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!56〉フリーランスでセクハラなどの被害に遭ったら

近年、フリーランスで働く方が本当に増えました。フリーランスは、「時間や場所に縛られない自由な働き方」とのイメージが強いですが、その分、労働者であれば法律で当然に守られるという場面でも、同じような保護が…

〈学美の世界 72〉心の内のいろいろな形/河美香

一人の女の子と、同じ風貌の集団の「ロボット人間」。ロボット人間たちはよく見るとコピー印刷されたものである。コピーされた素材の風合いと、並びが心地よい反面、どこか不気味さも感じられる。そして、リモコンの…

〈ものがたりの中の女性たち87〉「母は千歳、僕は九百歳」―少年に化けた妖狐

あらすじ 徐敬德が開城で道教の講義中、にわかに夕立に降られたとき、身なりが良く、顔立ちが美しい15、6歳に見える少年が、雨を避けて走る姿を目にする。気になって少年を呼んで聞いてみると、家内に不幸があり…

〈70年の自負、100年への自信③〉朝鮮大学校認可獲得闘争

朝鮮大学校は2026年に創立70周年を迎えます。当欄では、大学が歩んできた道のりや現在の教育内容、活躍している卒業生、70周年に向けた取り組みなどを多角的に紹介します。執筆は朝大の教員、関係者が担当し…

【寄稿】米黒人運動家が寄せる連帯/朝鮮人とアフリカ人、分かち合う抵抗の精神

1月下旬に米国平和代表団のメンバーとして都内の朝鮮学校などを訪れた黒人運動家ムサ・スプリンガーさん(30、文化人、ジャーナリスト)が本紙に寄稿文を寄せた。ムサさんは、在日朝鮮人運動と米国における黒人解…

〈読書エッセー〉晴講雨読・朝鮮現代史と叢書『不滅の歴史』(中)/任正爀

『不滅の歴史』シリーズではないが、抗日革命闘士・柳京守同志を主人公とした小説に『青年前衛』全3部がある。1960年代に出版されたもので、著者はパルチザンの軍医官として知られた林春秋同志である。当時とし…

別冊・月刊『イオ』「18人が語る私とコリアン」を読む/朴日粉

思索と行動促す言葉の力 ジャーナリストにとっての必須条件とは何だろうか。随分前に読んだ本のなかにこう書いてあった。…とにかく現場に行く。人びとが生活する現場に出向いて、ゆっくり話を聞く。大きい耳と強い…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 74〉花田清輝

知的抵抗としての反語的精神 「集団は個人を圧迫するでもあろう。しかし、集団が、集団内部の矛盾を、一つ一つ解決していく過程において、はじめて個人の主体性は確立されていくのではなかろうか。いかにも個人は集…

〈時事エッセー・沈黙の声 56〉フジだけが問題ではない「芸能界と性暴力」/浅野健一

“閉鎖的”会見の主催は放送記者会だった 元タレントの中居正広氏の性加害疑惑で、フジテレビジョン(東京港区台場、以下フジとする)が被害に遭った社員を守らず、被害者との間で示談が成立したことから中居氏を出…