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〈読書エッセー〉晴講雨読・朝鮮気象学史に関する二冊の研究書(上)/任正爀

過日、朝鮮大学校朝鮮問題研究センター(KUCKS)主催の歴史講座「過去の人びとは気候変動にいかに対峙したのか?」に参加した。 講師は古気候学の専門家である名古屋大学環境学研究科の中塚武教授である。 古…

〈学美の世界 76〉オリジナルを描く/金洸秀

幼い頃よく見た漫画やテレビ、映画などに強烈な印象を受け、よく真似をしたり、友達と○○ごっこしようと遊んだ事を思い出す。昔も今も、子どもたちは、自分の憧れを正直に行動に移し無我夢中に遊ぶ事ができ、頭をフ…

〈70年の自負、100年への自信⑧〉朝大から世界へ!

スポーツ部門の現在地と未来 朝鮮大学校は2026年に創立70周年を迎えます。当欄では、大学が歩んできた道のりや現在の教育内容、活躍している卒業生、70周年に向けた取り組みなどを多角的に紹介します。執筆…

【投稿】小さな火でも、灯し続けること/徐美鈴

九州の高3生徒たちが見た沖縄 九州初中高・高3の修学旅行の引率として、沖縄を訪れた。 生徒たちにとってこの修学旅行は単に「陽気で愉快な癒しの観光地」への旅行ではなく、在日朝鮮人としての自己の立場や置か…

〈読書エッセー〉晴講雨読・朝鮮の文化・歴史をテーマとした大衆小説/任正爀

読書が趣味という人は多い。筆者もその一人であるが、もっともそれを基に本紙に「晴講雨読」を書いたりするのだから、半分は仕事のようなものである。ちなみに、今回で51回目となり、これまで取りあげた本は100…

〈学美の世界 75〉「日常」と「非日常」の視点/金順玉

一年の中で学美の審査期間(1週間)ほど私にとって「非日常」的な期間はない。朝から晩まで何百枚の作品と向き合い、語り合い、考え考えまた考える。目がショボショボになり、頭が爆発しそうになる。そんな非日常の…

〈私のノート 太平洋から東海へ 4〉タートルアイランドに暮らして/乗松聡子

カナダの内陸部マニトバ州のウィニペグ市の埋め立て処分場では現在、3年も前に殺害された女性たちの遺体捜索が行われています。2022年の春、白人至上主義の男が、マルセデス・マイランさん(26歳)ら先住民族…

〈70年の自負、100年への自信⑦〉朝大を有資格者の育成拠点として

法律学科の創設と保育士養成 朝鮮大学校は2026年に創立70周年を迎えます。当欄では、大学が歩んできた道のりや現在の教育内容、活躍している卒業生、70周年に向けた取り組みなどを多角的に紹介します。執筆…

〈読書エッセー〉晴講雨読・総聯結成と小説『太陽賛歌』/任正爀

5月25日、東京朝鮮文化会館で総聯結成70周年慶祝中央大会が開催され、筆者も在日本朝鮮人科学技術協会(科協)会長として、いつも以上に厳かな気持ちで参加した。 まず、金正恩総書記の書簡が伝達された。あく…

〈時事エッセー・沈黙の声 60〉62年間無実を叫んだ狭山・故石川一雄氏の再審を

「見えない手錠」外す闘い継承の妻早智子氏 日本には様々な差別が今も残っている。被差別部落に対する差別はその一つだ。私が14歳だった1963年、埼玉県狭山市で高校生の女性が行方不明となり、脅迫状が届けら…