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極限点の突破から地方の新時代へ(下)~5カ年計画3年の回顧と地方発展プロジェクトの始動~/姜日天

地方発展政策のリアリティー 「地方発展20×10政策」なる名の地方振興綱領が提示されるや否や朝鮮のメディアは「75年を経過した共和国の成長発展史上初の巨大な変革」 「結党以来80年近い闘争史において画…

〈ものがたりの中の女性たち78〉「何故人の夫を盗むの」―宋氏の妻某

あらすじ 聞慶(ムンギョン)峠にある一軒家に宋氏という若い男が、美しい妻と住んでいる。宋氏は科挙に合格できず荒んだ日々を過ごす。朝帰りに、何日も家を空けることも珍しくなく、都落ちしたときに持ってきた財…

【寄稿】高演義先生を偲びながら/廉文成

情熱的でラディカル、「人間性」あふれる教育者 高演義先生との出会いは、朝鮮大学校3年時のフランス語の授業であった。1、2年時に教わった「ムッシュ」こと、故・河在龍先生のフランス語授業に慣れていた私は、…

【投稿】書と美術による表現―玄明淑個展「温故知新」/白凛

昨年12月24日から29日まで、玄明淑先生(大阪中高教員)の個展「温故知新」が大阪市生野区のギャラリーSaltoで開催された。祖国、同胞、家族そして民族教育と、これを支えてきた私たちの言葉へのほとばし…

極限点の突破から地方の新時代へ(上)~5カ年計画3年の回顧と地方発展プロジェクトの始動~/姜日天

堅忍不抜の3年間に勝ち取ったもの 「わが党と人民はこの3年間の頑強な闘いを通じて…5カ年計画を十分に完遂することができるという確信を持つことになった」。今や「最も困難な正念場、極限点を突破したと確実に…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 65〉世界の奈落における読書案内③

抵抗としての、「聞く」こと、「書く」こと 人倫の臨界、言語の限界、人文学(ヒューマニズム)の切り捨てが進行するさなかで、佐藤泉『死政治の精神史 「聞き書き」と抵抗の文学』(青土社、2023年)を読む。…

〈朝大専門家の深読み経済8〉企業の目的「利益の先の何か」(上)/趙丹

2005年に発足した在日本朝鮮社会科学者協会(社協)朝鮮大学校支部・経済経営研究部会は、十数年にわたって定期的に研究会を開いています。本欄では、研究会メンバーが報告した内容を中心に、日本経済や世界経済…

〈読書エッセー〉晴講雨読・シーボルトの研究報告『朝鮮』/任正爀

江戸時代に日本は鎖国していたが、例外が朝鮮と中国、オランダである。周知のようにオランダとは長崎を通じて貿易を行っていた。出島のオランダ商館には多数の西洋人が滞在したが、そのなかでもっとも有名な人物はお…

〈時事エッセー・沈黙の声 45〉在日2世の金聖雄監督「アリランラプソディ」/浅野健一

非戦・差別反対を訴えるハルモニたち 東京・田端にあるシネマ・チュプキ・タバタで15日、「アリラン ラプソディ〜海を越えたハルモニたち〜」(125分、2023年)を見た。「獄友」など冤罪をテーマとした作…

〈学美の世界62〉0歳児の模索と試行錯誤/琴善鈞

時に表現者として、時に鑑賞者として学美と関わり続けてきた筆者だが、2022年度に茨城初中高の図工美術教員に赴任してからは、児童、生徒たちの助言者、そして審査員という新たな立場で学美に携わることとなった…