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〈読書エッセー〉晴講雨読・李升基『科学者の手記』とその余波/任正爀

朝鮮を代表する科学者はと問われて、多くの人はビナロンの発明者・李升基博士を挙げる。しかし、それ以外の人となるとなかなか出てこない。一つの理由は関連する書籍が少ないからだろう。実際、日本で読める朝鮮人科…

朝鮮学校で英語を学ぶ意義/李佳也

「ウリハッキョで英語を学ぶ意義って何?」子どもを朝鮮学校へ送ることになった友人からの何気ない質問に、ここを借りて私なりに答えたいと思う(大前提として、朝鮮学校にはスキル習得などでは測れない尊く深い意義…

〈戦時文学から見る朝鮮戦争 3〉戦争第一段階の文学(2)

真の平和と統一を勝ち取るため 前回に引き続き祖国解放戦争第一段階に創作された小説から、今回は人民の姿がいかに描かれたのかに注目する。 アボジの叫び 「解放地区実話」として掲載された韓鳳植の「アボジ(父…

〈ウリハッキョサポーターの課外授業 朝鮮近現代史編24〉

抗日民族統一戦線の拡大/1930年代戦時体制下の朝鮮④ ■中国東北地方での抗日運動

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです! 34〉在留資格「特定技能2号」

入管庁が大幅な対象拡大を提案 入管制度において今通常国会に出された入管法改定案とは別に新たな動きが出てきています。「特定技能2号」という在留資格の対象拡大です。 報道によると「出入国在留管理庁は24日…

〈続・歴史×状況×言葉・朝鮮植民地支配と日本文学 55〉「遠い未来」から見た自主路線/小田実②

「私が『北朝鮮』でもっとも痛切に考えたのは自由のことだった。…(朝鮮社会には自由がないとか、自由はないけど平等はあるというようなありきたりな想念ではなく)私は自分自身についての自由の不足を感じていた。…

〈時事エッセー・沈黙の声 35〉岸田首相のサミット前訪韓/浅野健一

米韓日軍事協力強化で戦争体制に暴走 米国は、対中戦争、第二次朝鮮戦争を狙った「拡大抑止戦略」を進め、米韓日の軍事同盟の強化を図っている。米国は4月に尹錫悦大統領を国賓として招き、米韓首脳会談で、韓国へ…

〈朝大専門家の深読み経済2〉日本企業の金融化とは?/卞栄成

2005年に発足した在日本朝鮮社会科学者協会(社協)朝鮮大学校支部・経済経営研究部会は、十数年にわたって定期的に研究会を開いています。本欄では、研究会メンバーが報告した内容を中心に、日本経済や世界経済…

センス・オブ・ワンダー/李佳也

「ソンセンニムって生野初級出身でしょ!?」。大阪第4初級での英語の授業後、児童たちが駆け寄ってきた。「何回も『ミアネ! トゥルリョッソ!』て言ってたけど、それは生野語〜! 他はみんな『トゥルリョッタ』…

ウリマルを考える⑪南朝鮮のウリマルの現状を考える/朴宰秀

南朝鮮のウリマルの現状を考えるとき、真っ先に頭に浮かぶのが外来語の乱用です。南朝鮮のウリマルには外来語と漢字が氾濫しています。また、英語偏重教育と私教育は度を越しています。その結果、社会と教育の場での…